船橋市の北端で無農薬・有機農業に取り組む山田農場さん。
農場と、農場に関わる地域の人たちの一年を追うシリーズ「山田農場の一年」。
9月は稲刈りのお話です。
シルバーウィーク4日目。
アンデルセン公園周辺は過去に類を見ない渋滞。
22日には史上最高の入場者数を記録したとか。
山田さんの畑はアンデルセン公園の先にある。
渋滞を見越して、だいぶ早くに家を出た。
結果、予定より一時間ほど早く到着。
ありゃ。誰もいない。
秋のトンボを追いかけ、暇つぶし。

大豆(枝豆)がすくすく育ち、大根の芽が顔を出す。
山田農場の一年、9月。
はじまりはじまり。
* * *

6月は赤ちゃんだった合鴨たち。
ガァガァ賑やかに鳴いている。
すっかり大人(大鳥)になりました。

夏に農場で生まれた仔猫たちも元気。
目につくものは全て遊び道具に。本当に可愛い。
これは兄弟でじゃれているところ。
さて、今日は稲刈り。
田んぼはこのメイン農場から車で10分ほどの所にある。
スタッフさんと一緒に、軽自動車に乗って三人で出発。
...

到着。山田さんの田んぼの一つです。
本日収穫するのは手前の一画の「もち米」。
いわゆる「米」を刈るには少し時期が早いとの事。

山田さんは近隣の他の農家さんよりも米を育てる時期を遅らせる。
秋に入ってから収穫した米の方が、昼夜の寒暖差の影響で米が美味しくなるからだそうだ。
言われてみれば確かに。
周りの田んぼは大体収穫済み。

本日の稲刈りスタート。
手刈りで、一束ひとたば。

林に蝉が鳴き。
道行く人が挨拶をしてくれる。
おっと。その前に。
僕は6月に合鴨を離した田んぼを見に行くことに。

うんうん。こちらも立派に育っている。
「合鴨米」として、お客様の元へ届くお米。
と、ここである事に気づく。
田んぼにトンボが多い。
柵の柱一本一本の上に、蜻蛉が停まっている。
山田さんは仰る。
「ウチの畑だけ、物凄くトンボが多いんですよ」と。
生き物が暮らし(過ごし)やすい環境なのだろう。
餌になる虫が多いからトンボも多い。
それから、草も多い。

あっ、アキアカネ発見!
背中の朱色が美しい、小ぶりのトンボ。
撮りたかったんだよなぁ。
余り遊んでいると怒られてしまう。
稲刈りのお手伝いに戻ろう。
(ドンボたちの写真はまた別の機会に)

戻ると半分以上終わっている。
スミマセン、と急いでお手伝い。
鎌の使い方、田んぼの歩き方など教わりつつ。
時折、脇道を車が通る。
車の窓から見たら、僕も“稲刈りをする人”なのだろうな。
「自分が風景の一部になっている」と言う不思議な感覚に陥る。
表現が難しいのだけれど、普段は味わうことのない感覚。
...
静かに作業に打ち込む。
泥だらけの蛙が飛び出してくる。
鎌を振りながら、山田さんが語る。
人が便利さを求めた結果、生きもの(先住民)が暮らせなくなった場所が少なくない。と。
山田農場には、沢山の生きものがいる。

一時間ほどで稲刈り終了。
あとはワラで刈った稲を束ねる。
これが慣れないとまた難しい。
手伝いどころか足を引っ張ってしまった稲刈り。
でも、今日もいろいろなことを感じられた。
今日刈ったもち米。
餅の他、あるものに加工されるとか。
...
泥だらけになって、気持よかった。
毎度このような体験をさせて下さる山田さん。
本当にありがとうございます。
「山田農場の一年」も今月で折り返し。
毎月一回。三月までしっかり、続けます。

(おまけ)
帰り道に見た夕焼け。
いい感じでした。
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農場と、農場に関わる地域の人たちの一年を追うシリーズ「山田農場の一年」。
9月は稲刈りのお話です。
シルバーウィーク4日目。
アンデルセン公園周辺は過去に類を見ない渋滞。
22日には史上最高の入場者数を記録したとか。
山田さんの畑はアンデルセン公園の先にある。
渋滞を見越して、だいぶ早くに家を出た。
結果、予定より一時間ほど早く到着。
ありゃ。誰もいない。
秋のトンボを追いかけ、暇つぶし。

大豆(枝豆)がすくすく育ち、大根の芽が顔を出す。
山田農場の一年、9月。
はじまりはじまり。
* * *

6月は赤ちゃんだった合鴨たち。
ガァガァ賑やかに鳴いている。
すっかり大人(大鳥)になりました。

夏に農場で生まれた仔猫たちも元気。
目につくものは全て遊び道具に。本当に可愛い。
これは兄弟でじゃれているところ。
さて、今日は稲刈り。
田んぼはこのメイン農場から車で10分ほどの所にある。
スタッフさんと一緒に、軽自動車に乗って三人で出発。
...

到着。山田さんの田んぼの一つです。
本日収穫するのは手前の一画の「もち米」。
いわゆる「米」を刈るには少し時期が早いとの事。

山田さんは近隣の他の農家さんよりも米を育てる時期を遅らせる。
秋に入ってから収穫した米の方が、昼夜の寒暖差の影響で米が美味しくなるからだそうだ。
言われてみれば確かに。
周りの田んぼは大体収穫済み。

本日の稲刈りスタート。
手刈りで、一束ひとたば。

林に蝉が鳴き。
道行く人が挨拶をしてくれる。
おっと。その前に。
僕は6月に合鴨を離した田んぼを見に行くことに。

うんうん。こちらも立派に育っている。
「合鴨米」として、お客様の元へ届くお米。
と、ここである事に気づく。
田んぼにトンボが多い。
柵の柱一本一本の上に、蜻蛉が停まっている。
山田さんは仰る。
「ウチの畑だけ、物凄くトンボが多いんですよ」と。
生き物が暮らし(過ごし)やすい環境なのだろう。
餌になる虫が多いからトンボも多い。
それから、草も多い。

あっ、アキアカネ発見!
背中の朱色が美しい、小ぶりのトンボ。
撮りたかったんだよなぁ。
余り遊んでいると怒られてしまう。
稲刈りのお手伝いに戻ろう。
(ドンボたちの写真はまた別の機会に)

戻ると半分以上終わっている。
スミマセン、と急いでお手伝い。
鎌の使い方、田んぼの歩き方など教わりつつ。
時折、脇道を車が通る。
車の窓から見たら、僕も“稲刈りをする人”なのだろうな。
「自分が風景の一部になっている」と言う不思議な感覚に陥る。
表現が難しいのだけれど、普段は味わうことのない感覚。
...
静かに作業に打ち込む。
泥だらけの蛙が飛び出してくる。
鎌を振りながら、山田さんが語る。
人が便利さを求めた結果、生きもの(先住民)が暮らせなくなった場所が少なくない。と。
山田農場には、沢山の生きものがいる。

一時間ほどで稲刈り終了。
あとはワラで刈った稲を束ねる。
これが慣れないとまた難しい。
手伝いどころか足を引っ張ってしまった稲刈り。
でも、今日もいろいろなことを感じられた。
今日刈ったもち米。
餅の他、あるものに加工されるとか。
...
泥だらけになって、気持よかった。
毎度このような体験をさせて下さる山田さん。
本当にありがとうございます。
「山田農場の一年」も今月で折り返し。
毎月一回。三月までしっかり、続けます。

(おまけ)
帰り道に見た夕焼け。
いい感じでした。
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