親孝行ってなんだろう?

仕事帰りに、考えた。
なんだろうなあ、親孝行って。 

「親孝行、したい時には親はなし」
と言うけど、今のところ母は元気。
元気過ぎるくらい、にぎやか。 

なんだかんだで、
何かあった時に助けてくれるのは
血のつながった親なのかもしれない。
いつまでも甘えるわけにはいかないけれど。

思えば、
親孝行と真逆の人生だった。

小学生時代の習い事はマジメにやらないし、
高校生の時には半年間の家出。
(祖母の家にいそうろうさせてもらった)

社会人になってからもロクに家に帰らないし、
終いには家業を放り出し、好きな仕事をする始末。

あー...
なんて「非」親孝行。 

それでも最近、
しわの増えた母を見るにつけ(実質おばあちゃん)、
いたわってあげないと、と思う。

たくさん稼ぐことが親孝行?
何かで有名になることが親孝行?
旅行に連れていくこと?
プレゼントすること?
うーん...分からない。

とりあえず今は、
元気なうちにたくさん話をしたい。

健康に育ててくれてありがとう。
ピンチの時、助けてくれてありがとう。

感謝しようと思っても、
肉親ほど案外その感謝の仕方が分からない。

そっか。
親孝行なんて、
しようと思ってするものじゃないのかもしれない。

自分に性格そっくりの母。
いや、自分が母に性格そっくりなのか。


母と私2

来年は母の故郷、鳥取の「三朝温泉」に
連れて行ってあげたらいいなあと思う。 
ぜひ、元気なうちに。