母もいつまで元気かなあ…
と、最近思うようになった。

同時に、今のうちにたくさん話をしておこう
とも考えるようになった。

いつか来るべき未来。
誰しも等しく歳を取るわけで、
順番に老いていく。

できれば家族や大切にな人には
いつまでも元気でいてほしいと願う。
しかし、そうもいかないのが現実である。

ある程度の覚悟と言うか、心の準備。
そういうものができていると、
ゆくゆく良いのかもしれない。

* * *

お世話になっている方が本を出版された。
著者はいつもデザインを教えてくれる
近所のイラストレーター、Nicco(ニッコ)さん。

母が若年性アルツハイマーになりました
画像は以前自費出版された本より)

『母が若年性アルツハイマーになりました。
〜まんがで読む 家族のこころと介護の記録〜 』

お母様が50代後半でアルツハイマーになり、
お父様と共に介護をした18年間の実体験を記録したエッセイ漫画。

重いテーマかつ大変なご経験でありながら、
軽快なタッチの絵が、暗さを感じさせない。
漫画なので分かりやすく、読みやすく、スッと入ってくる。

「家族がアルツハイマーになるのはとてもつらいことだけれど、『クスッ』としてしまうことや、心があたたまる場面もたくさんあるんです」

Niccoさんは話す。

「同じ状況の(アルツハイマーの家族がいる)人が、『そっか、自分だけじゃないんだ』『そうだよね、そういうこともあるよね』と感じてくれて、少しでも気持ちがラクになる読み物になってくれれば」

そんな想いで執筆・出版に至ったそう。

そう遠くない未来。
「親の老い」を予期し、
心を備えるための一冊としても
一読して損はないものだと思う。
(そんなことを言うとウチの母は怒る)

漫画として読んでも心あたたまる本なので、
気軽に手に取ってみては。

母が若年性アルツハイマーになりました。
(表紙のイラストもNiccoさんが描いています)

2018年3月1日からAmazonで予約開始。
4月12日からは全国の書店に並びます。

Amazonの紹介文もとてもいいので、
一度見てみてください。
★ページは こちら です

僕も一冊買って(サイン本希望)
家族で共有したいと思う。

*著 者 Nicco(北習志野在住)
*発売日 2018年4月12日
*出版社 ㈱ペンコム
*価 格 1,620円(税込)