「ダイヤモンド富士」
富士山頂へ夕陽が沈んでいく。
または頂から朝陽が昇ってくる。
この様をダイヤモンド富士と言う。
同じ場所で見られるのは年に2回だけ。
それも観察できる地域は限られている。
神秘的で美しい。
風景写真家の中にもファンが多い。
なかなか見られない貴重な景色だ。
僕も3年間ダイヤモンド富士を追い続けている。
船橋では夕暮れのダイヤモンド富士を10月下旬と2月中旬に拝むことができる。
過去まともに見られたのは2013年の2月だけ。
それも「ドンピシャ」とはいえないものだった。
空が霞んだり、タイミングが合わなかったり。
本当に難しい。
ふなばし三番瀬で見るなら、2月15日が本命とされる。
今年は14、15日が土日。
またと無いチャンス。
二日続けて船橋三番瀬海浜公園に向かった。
ここは「関東の富士見百景」にも選ばれている名所。
* * *
◆2015年2月14日(土)
一日目。
朝から快晴。
これはイケそうだ。

ゆっくり目に行った。
しかし既に浜辺にはこの人だかり。
みんな好きだなぁ。

富士山は見えている。
いい感じ。期待がかかる。
ポイントは葛西の(?)観覧車。
これが目印になる。
設定はISO200/F11/EV±0.0/太陽光/絞り優先。

もうちょっとだ。
金色の海がとても綺麗。

14日のベスト写真。
ちょっと左にズレている。
でも美しい。
いいなぁ...。


日が落ちきると、頂の雲が光っていた。
* * *
◆2015年2月15日
ニ日目。本命の15日。
天気は良いが、北風がとても強い。

会場には昨日の何倍もの人が。
待っている間ヒマなので数える。
ざっと130人はいた。
それでもどんどん増えていく。

前日と打って変わり、富士山は全く見えない。
完全に霞んでしまっている。
心配になる。
だがここまで来たら待つしか無い。
中には13時半に来たと言う強者も。
夕陽が富士にかかるのは17時10分なのに。
それだけ皆、気合が入っている。
...
17時を過ぎた。
いよいよだ。

おおおっ!
ど真ん中だ!
じーん......一人で感動。
来てよかったなぁ。
でも霞んでいる。
悔しい...。

富士山はハッキリとは姿を見せないまま。
夕陽は沈んでいった。

今年の冬のダイヤモンド富士。
これにて終了。
* * *
完璧ではないが、良い形でダイヤモンド富士を写真におさめられた今回。
個人的には、まぁまぁ満足。
景色としての美しさなら14日の方が良かった。
タイミングでは15日。
どちらも、とはなかなか行かない。
タイミングと天気。
両方が揃わなければダメ。
自然相手だから難しい。
見られるのは「十回に一回」と言われるのもそこにある。
両方が揃わなければダメ。
自然相手だから難しい。
見られるのは「十回に一回」と言われるのもそこにある。
だからこそ惹かれるわけなのだが。
これからも追い続けたいと思う。
これからも追い続けたいと思う。
次のチャンスは今年の十月。
それまでにもっともっと腕を磨いて臨みたい。
...
【来年のために見頃メモ】
2/15 三番瀬海浜公園
2/16 サッポロビール工場
2/17 茜浜緑地
【お詫び】
当記事は2月14日に一度公開した記事を加筆・修正した改訂版です。
先の記事にコメントくださったrtさん、失礼致しました。
幕張の富士はどうでしたか?
コメント
コメント一覧 (2)
きっと待っている間ものすごく寒かったと思いますがお疲れ様でした。
良い写真見せていただいてありがとうございます。
コメントありがとうございます。
風が強くても、撮影地が晴れていても、富士山が見えないことが多々あるようです。
ダイヤモンド富士は1日きりのチャンスなので悔しいです。
でもその分、追っかけ甲斐もあります!