去年の夏、立川の昭和記念公園で不思議な生き物に出会った。黒い羽で蝶のようにひらひらと飛ぶが、蝶ではない。何なのか確かめる間もなく、飛んで行ってしまった。

「チョウトンボ」

不思議な生き物は、そのような名前らしい。
帰って調べてみて分かった。

来年はチョウトンボを探しに行こうと決めて、
また夏がやってきた。

この三連休を利用して、
チョウトンボを探す旅に出かけることにした。

再び昭和記念公園へ。
片道一時間半の旅。
 
結果として、チョウトンボに出会えた。
とても美しいとんぼだった。

まずは「トンボの湿地」に向かう 

公園内には「トンボの湿地」がある。
いかにもチョウトンボがいそうな場所だ。



普通のトンボはいるんだけどな。
チョウトンボは見つからない。



キノコが好きなので撮る。

本命の日本庭園前でチョウトンボ発見

ボランティアガイドさんに、チョウトンボ出没スポットを事前に聞いておいた。
「日本庭園の前の原っぱがいいよ」とのことだった。

まあ、生き物だし。
会えなくても仕方ないよな。
期待せずに向かってみた。

ところがどうだろう。
原っぱには、いきなりチョウトンボが飛んでいた。
こんなにも早く出会えるなんて思わなかった。

手持ちレンズは90mmマクロと200mm望遠。
警戒心の強いトンボをマクロで接写するのは大変だし、200mmでも全然足りない。
あー、400mmか500mmの望遠が欲しい。
（この調子だとゆくゆく買う）



これがチョウトンボ。
ステンドグラスのように美しい羽が特徴。



もともと黒っぽい羽が、日光に当たるとブルーがかった玉虫色に輝く。とても綺麗だ。
スピードライト（フラッシュ）があればもっと良かったけど、仕方ない。






正面から見ると戦闘機みたい。
きっと、飛ぶのに効率的な形をしているのだろう。



羽が傷ついているものもいる。
6月下旬ころから飛び始め、季節が進むにつれて羽も傷んでくるそうだ。



より黒っぽい種類を見つけた。



日の丸、ではなくピンク色の花をバックに。
かっこいいな。



やっぱり戦闘機っぽい。


 
チョウトンボのたまり場を発見。
たくさんのトンボが羽を休めている。



一度に二匹を撮れるなんて。






普通の赤とんぼより赤いトンボもいた。
目まで真っ赤で、新種かと思った。




 
美しい羽。
ひらりひらりと優雅に飛ぶ様。
チョウトンボさん、楽しませていただきました。
会えてよかった。



チョウトンボがいるのは夏の間。 
この日本庭園前の原っぱが撮影ポイントです。
いらした際には、探してみてください。 


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