パーカッショニスト、松本ちはやさん。
彼女と初めてあったのは5年前。

船橋東武-2
(貴重な当時の写真)

船橋東武の6階。
「地元アーティストで集まって面白いことをやろう」という企画で、
レストラン前のロビーでの演奏だった。 

妖精みたいにふわふわした子だなあ。
楽しそうに演奏するなあ。
というのが第一印象だった。

...

時は流れて2017年。
ちはやさん、このたび初CDを発売したそうだ。

「今までグループでは何枚もCDを出してたみたいなんですけど。自分の名前でリリースしたのは初めてです」

とは、ライブの手伝いに来ていたお母様の話。
つまり、実質のデビューCDということになる。

今回のライブは、CDの発売記念ライブ。
地元船橋(きららホール)でやると聞いて、
ちょっとお手伝いできたら良いなと思った。
そして、リハーサルを撮影させて頂けることになった。

* * *
 
彼女らが取り組むのは「インプロ」。
インプロビゼーションの略で、
日本語で言うと「即興音楽」だ。

楽譜なし。事前の打ち合わせもなし。
もちろんプログラムもない。

その場の雰囲気と感覚で、
内から生まれてくるものを表現する。

台本のない舞台みたいなもので、
全てアドリブだというのだから驚く。

ちはやさんがデュオを組むのは、
即興ピアニストの照内央晴さん。 

気持ちと息を合わせ、
その時にしかない音楽をつむぐ。 

僕は音楽は詳しくないので偉そうに語れない。
でも、会場はしーんと聞き入っていたし、
涙する人もいたのは事実。

とにもかくにも、見たことも聞いたこともないものだった。 
きららホールが、不思議な音と空気に包まれた。

* * * 

というわけで、演奏の写真です。

松本ちはやCD発売記念コンサート@船橋きららホール_1
 
一斗缶だったり、楽器がいっぱい。
どれを手に取るかは、その時の直感で決まる。

松本ちはやCD発売記念コンサート@船橋きららホール_9
 
なるべくデュオ感が出るように撮ろうと思った。

松本ちはやCD発売記念コンサート@船橋きららホール_6
 
ちはやさん、すっかり素敵な大人になったなあと。

松本ちはやCD発売記念コンサート@船橋きららホール_5

松本ちはやCD発売記念コンサート@船橋きららホール_3

ピアノの照内さん。
とても優しい方だった。

 松本ちはやCD発売記念コンサート@船橋きららホール_2

ライトセーバーではなく、楽器です。
 
松本ちはやCD発売記念コンサート@船橋きららホール_7

「私たちにしかできない音楽を、私たちの手で広めていきます」

確固たる意志が伝わってくるMCだった。

* * *

お二人、これから長い全国ツアーに出るとのこと。
体に気を付けて、頑張ってね。

そうだ、CDのタイトルは
『哀しみさえも星となりて』です。
Bishop Recordsより販売中(2,700円/税込)。

久しぶりにライブを撮らせてもらえて、うれしかった。
たくさんの仲間と、とても楽しい時間だった。
お声掛けありがとう。感謝です。


照内央晴(即興ピアノ演奏家)
松本ちはや(パーカッショ二スト)