昨日の皆既月食。
ご覧になった方も多いと思います。
調べてみれば日本で見られる皆既月食は2011年12月ぶり。
次回2015年4月4日も今回より条件は悪く、その次は2018年。
これは気合が入る。
赤く染まる月。
地球の影に入った月には、太陽光のうち赤い光だけが届くから赤っぽくなるとか。
月に地球の影が映っているとも言えそう。
そんな前置きはさておき。
家に帰り、チャリンコダッシュ出かけた。
* * *
東の空が見通せそうな場所を探す。
良さげな芝生を見つけた。
座るところもあるし。
よし、ここにしよう。
皆既月食のプロセスを観察して分かったこと。
月は二段階に渡り欠けていく。
まずいつもの月が陰っていき、さらにもう一段暗くなっていく。
18:07。
欠け始める前の月。
左下が少し暗いように感じる。
三脚をセットして月食に備える。
18:17。
いよいよ月食が始まった。
暗くなっていた左下から欠け始める。
第一段階スタート。
18:30。
月はどんどん闇に蝕まれていく。
18:48。
だいぶ欠けてきた。
皆既月食までもう少し。
この辺りで近所の小学生男子2人がやってくる。
訊けば小5と小2の兄弟らしい。
撮影した写真を液晶で見せながら、一緒に空を見上げた。
その後、お父さんに連れられた3歳くらいの女の子も寄ってきた。
月を見て驚く姿が可愛かった。
さて。
そろそろカメラの設定を欠けている部分に合わせる。
暗いためこれまでの写真には写っていないが、実際には既に見えていた影の正体。
19:08。
欠けている部分は赤い。
19:13。
月が全て隠れ、皆既月食スタート。
撮った時の色としてはこのくらいが一番好き。
暗みを帯びた美しい赤。
何色と表現すればいいのだろう。
よく言われる「赤銅色」もイマイチしっくり来ない。
ここから第二段階の陰りが始まる
時間の経過と共にさらに暗くなる。
19:32。
もうすぐ最大食だ。
19:54頃。
最も陰の強い最大食に。
一つ前の写真と余り違いは分からない。
それでも「見届けた」という自己満足はある。
紅い月。
* * *
あと一時間、普段の月に戻るまで見なければなと思う。
しかしながら家にも帰らなければならない。
切り上げることにした。
あの兄弟と親子は最大食を見ずして家に帰ったようだ。
しめて二時間弱。
じっくり月を観察できた。
いつもの月より暗い月食は撮るのが難しい。
でも楽しかった。
次回2018年。
覚えていたらまた撮ってみようと思う。
その時にはもうちょっと良いレンズがあるといいな。
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