「東京の人にね、船橋はタベルナ・カディスってスペイン料理屋があるところですよね?って言われたよ。」
家でそんな話を聞いた。
僕のミーハー心をくすぐる一言だった。
あそこ、そんなに有名だったんだ。
船橋駅の南口に「タベルナ・カディス」という店があるのは知っていた。
一度は行ってみたいと思っていた。
これを機に訪ねてみることにした。
スペイン料理、ほとんど食べたことがない。
パエリアくらいしか頭に出てこない。
予約をしてから楽しみに店へ向かった。
* * *
金曜の夜ということもあり、店内は満席だった。
予約なしのお客さんが何度も「お断り」を受けていたのを見た。
必ず予約をした方が良さそうだ。
1984年オープンの老舗。
あるサイトに「9割は女性客」と書いてあった。
さすがにそれは無かったが、確かに女性客が多い。
壁にはコルク栓で作られたお城や民族衣装が飾られている。
どんな音楽がかかっていたかは忘れた。
メニューを見てみる。
思ったより安い印象。
もっと高級なのかと予想していた。
グラスワインは330円から、料理も700円くらいから。
白ワインのボトルを注文した。
店員さんに尋ねながら、料理をいくつか頼んだ。
ワインを飲みつつ楽しみに待った。
マッシュルームのセゴビア風。
スタッフさんが強力にプッシュしていたメニュー。
キノコ、ベーコン、ニンニク。
オリーブオイルはグツグツ煮立っている。
ワインとの相性は申し分ない。
食べた後のオイルをパンにひたして食べるのがまた旨い。
カマンベール&ハニー。
チーズにハチミツ、クランベリーソースをとろりとかけて頂く。
デザートのような感じ。
白身魚のバスク風。
いわゆるパン粉焼きに近い。
こんな身の厚い白身魚があるんだという驚き。
バルサミコ酢の酸味が好みだった。
最後に出てきた「アロスコンポージョ」。
シェリー酒を使った鶏肉と野菜のパエリア。
これは家でも作ったことがある料理で、メニューに載っていたのが嬉しかった。
家のものよりずっと風味豊かで、味のバランスも素晴らしい。
じゃがいもやベーコンが入っているのも良かった。
(お粗末ながらウチで作ったもの)
どれも美味しくて、ハズレが無かった。
夕飯を外で食べるのは久しぶりだったから、なおさら旨く感じた。
家では食べられないものを食べられるのも外食の良さなのだと、今さら。
もう少し大人数で行くのも良い。
もっと色んなメニューをみんなで少しずつ食べられる。
満腹の酔っぱらい。
これで7,500円(二人分)は決して高くない。
今日もごちそうさまでした。
* * *
◆スペイン料理「タベルナ・カディス」
・住所 船橋市本町4-4-7 2F
・アクセス JR船橋駅南口より徒歩4分
・電話 047-425-1972
・営業 (ランチ)11:30~14:40/(夜)17:00~22:30
・休み 日月のランチ
・ほか 分煙/Pなし ツイート
コメント