昨年に引き続き、2年目となる薬円台の屋外プロレスマッチが開かれた。
地元の企業さんが地域活動の一つとして開かれている企画。
パーラーの広い駐車場にリングが設営され、試合が行われる。
(会場は船橋市薬円台6-6-6)
「(今は少なくなった)地域のお祭りのような感覚で楽しんで頂ければ嬉しいです。盆踊りの櫓(やぐら)がプロレスのリングになった感じですね。」
主催者さんが話されていた。
子どもたちだけではなく、プロレス世代の大人たちも十分楽しめる。
格闘技のことを全く知らない自分だって、間近で見るプロの試合には興奮せざるを得ない。
やって来るのは元新日本プロレスの大谷晋二郎氏率いるチームZERO1(ゼロワン)。
「“いじめを”無くそう(減らそう)」を目的としたチャリティ・イベント。
観覧は無料。
そして今回は、あのアジャ・コングさんも登場するらしい。
事務所から車で5分のところにアジャさんが…
これは行かないわけにはいかない。
残暑厳しい今日。
夕暮れ前の会場へ向かう。
* * *
着いてみればリングの周りを中心にすごい人。
ざっと400~500人はいる。
真っ黒に日焼けした子どもたちや親子連れのほか、仕事が休みと思われるお父さんの姿も。
かき氷、お菓子、フランクフルト、焼きそばにジュースなどの屋台が出る。
どこにも行列が出来ている。
それもそのはずで、小学生以下の子どもたちは全ての飲食が無料。
子どもにとっては夢のようなお祭り。
試合前のじゃんけん大会も盛り上がっていた。
ビールの中にはエビスビールのケースもあり、いいなぁと。
* * *
いよいよ試合が始まる。
全部で3試合。
日差しはますます強くなる。
大音量の音楽とともに選手入場。
プロレスに限らず、格闘技の入場音楽は格好いい。
第1試合は軽量級の選手によるタッグマッチ(2対2)。
軽量級と言っても100㎏以下で、肉体は鋼(はがね)のように鍛えあげられている。
最前列で観る試合。
空中技もガンガン飛び出してすごい迫力。
そして第2試合。
いよいよアジャさんが登場。
この存在感。
意外と小柄なのだけど、大きく感じる。
圧倒的な強さで試合を進めるアジャさん。
(注)相手選手の網タイツは初めから破けていた。
場外乱闘が始まった。
パイプ椅子で思い切り(に見えるところがプロ)相手を猛打。
いくらなんでもこれは痛い。
子どもたちは蜘蛛の子を散らすように選手から離れる。
しかしそれ以上に僕がビビっていたと思う。
カメラ、壊れなくて良かった…。
「どけコラァ!」
ヒール(悪役)に徹するアジャさん。
最後は大技で試合を決める。
アジャさんの完全勝利。
いやー、すごかった。
色々ドキドキしたなー。
最終試合で大谷晋二郎さんが参戦。
子どもと一緒にリングに上がる。
大谷さんのモットーは「プロレスで世の中を変える」。
子どもたちのヒーローだ。
どんなにやられても、苦しくても諦めない。
そんな心の強さを闘う姿をもって子どもたちに伝える。
それが当イベントの目的であり、大谷さんの想い。
野田佳彦・元首相もリングイン。
地元薬円台のご出身であり、来賓としていらした様子。
もちろん試合には出られていない。
* * *
と、こんな感じ。
近所でこんなにエキサイティングで、無料で楽しめるイベントなのだから子どもたちも嬉しいと思う。
めちゃくちゃ盛り上がっていたし。
続いていけばもっともっと人が集まると思う。
普通のお祭りともまた、ひと味ちがう夏祭り。
来年は事前にお知らせ記事を書けるようにします。
実家から近かったり、母校の高校があったり。
何かとゆかりの深い薬円台。
次回、よろしければ遊びに来てください。
会場そばには「SINCERE(シンシア)」さんと言う、手作りのお菓子が美味しいカフェもあります。
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