僕は方向音痴だ。
方向音痴とは、方角や自分の現在位置を把握する感覚に欠けた人を指す。
簡単に言えば「すぐ道に迷う」人のこと。
初めての場所はもちろん、土地勘のある場所ですら迷う。
先日は子どもの時からの遊び場の一つ、北習志野で迷子になった。
方向感覚の有無の差はいったいどこから来るのだろう?
特別な能力が必要なわけでもないのに。
方向音痴が道に迷うパターンには2つあると思う。
①「たぶん」こっちだと思って道を誤る。
②「絶対に」こっちだと思ったのに道を誤る。
①は「この方向で正しい」という根拠なく感覚で進んだ結果、道に迷う。
後ろにアレがあり、右にコレがあるからこっちだ、と落ち着いて考えていない場合が多い。
これは自己責任のため仕方がない。
②は致命的である。
自分はこのケースがほとんど。
絶対に正しいと確信しているはずなのに、違う場所を歩いている。
そして現在地が分からなくなる。
どこで間違ったかも理解できていない。
ま、どちらにせよダメなわけで。
結果、スマートフォンのGPS機能に助けを求めることになる。
GPSに頼り過ぎると方向感覚は鈍るように感じる。
カーナビを使うと道を覚えないのと同じ。
後は歩いていて何かに気を取られることも道に迷う一因かもしれない。

あー…百合が綺麗だ。
仔犬めちゃくちゃ可愛いなぁ…。
とか。
あれ?
こっちで良かったんだっけ。
困ったもんだ。
方向音痴の人に自分が方向音痴な理由は恐らく分からない。
「こうしたら良いよ」と言われても迷うものは迷う。
ただ、方向音痴の人には方向音痴の人の気持が分かる。
だから方向音痴は人の痛みが分かる優しい人間、なのかもしれない。
本当に、何とかならないものかな。
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