暑くなると、辛いものが欲しくなる。
よく聴く話だけれど、そう思う。
なんでだろう。不思議だな。
僕は辛いものが余り得意ではない。
正確に言うと、唐辛子を摂り過ぎるとお腹を壊す。
辛いもの、得意ではないが好きだ。
肉料理やスパゲティ、炒めものなど唐辛子をほぼ必ず入れる。
少し入れるだけで味がまとまる。

船橋で麻婆豆腐と言えば三国Ryuさんが旨い。
中国人の劉(りゅう)さんが本場の味を教えてくれる。
そこらの中華料理屋のマーボーとはぜんぜん違う。
辛みと旨み、じわじわやってくる。

先日、その劉さんに中国の花山椒を分けて頂いた。
日本では売っていないらしい。完全輸入もの。
鼻にツンとくるエキゾチックな香りはスーパーで売っている「花椒」の比ではない。
これを使うとお店(本場中国)の味に少し近づく。
もちろんノーマルな花椒でも美味しく作れる。
料理研究家、行正り香さんのレシピがベース。
ポイントをおさえながら、いつもと違う本格四川麻婆豆腐。
辛くて旨くてクセになる。
ふとしたときに作りたくなるメニュー。
* * *
◆材料(3~4人分)
・絹豆腐 1丁
・豚ひき肉 100g
・長ネギ(みじん切り) 1/2本
・サラダ油 小さじ2
・水溶き片栗粉 水大さじ2+片栗粉大さじ2
・水 2/3カップ
・酒 大さじ1
・ラー油(仕上げ用/好みで) 適量
【合わせ調味料】
・にんにく(すりおろし) 大さじ1
・ショウガ(すりおろし) 大さじ1
・豆板醤 大さじ1
・甜麺醤 大さじ1
・花椒 小さじ1
・チリパウダー 小さじ1
・ナンプラー 小さじ1
・しょう油 小さじ1
①下ごしらえ
豆腐 → さいの目切り
長ネギ → みじん切り
【合わせ調味料】の材料をボールで混ぜておく。

合わせ調味料。刺激的なビジュアル。
②豆腐をゆでる
②で鍋に沸かしておいた湯が沸騰したら、静かに切った豆腐を入れる。
勢い良く入れると湯が跳ね、豆腐も崩れるので注意。
豆腐を入れ、再度沸騰したら豆腐をザルにあげる。
よく水気を切る。
③ひき肉ソース作り
フライパンを熱し、サラダ油小さじ2を入れる。
豚ひき肉を約4分、強火で炒める。

カリカリになるまで炒めるのがポイント。
しんなりよりグッと本格的で美味しくなる。
ひき肉から油が出るため、強火でもそこまで焦げることはない。
ただ、フライパンから目を離さないように。
ひき肉がカリカリになったら①の合わせ調味料を加えて混ぜる。
さらに1分炒める。
④仕上げ
③のフライパンに水2/3カップと酒大さじ1を追加。
火は強火のままでOK。
沸騰したら②の茹でた豆腐と長ネギを加える。
ササッと混ぜて水溶き片栗粉を入れ、とろみをつける。
これで完成。

できあがり!
もっと辛いのが好きな方はラー油をかけてください。
僕はこれで十分。
お店風にするなら、さらに花椒を上から少しふりかける。
クセになる味。
ビールとの相性も最高。
ご飯のおかずにも、お酒のお供にも。
今ではうちの定番の一つ。
ごちそうさまでした。
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