タイトルを付けてみたものの分かりにくい。
ここは一言で「こういうところ」と表現するのが難しい。
まず女性だけが入れるという点が大きなポイント。
ではどんな女性のための場所なのか?
対象は16歳~20代。
例えば不登校だったり引きこもりがちだったり。
また、友人・人間関係や仕事のことで悩みを抱えていたり。
何らかの形で少し自信を失っている・不安を持っている人たちのための場所。
そのような女性たちが気軽に足を運べ、自由に過ごせる場所が「Casa de Amigas(カサ・デ・アミーガス)」。
目的は人とのコミュニケーションを通じて自信を取り戻し、自ら選択する力をつけること。
家でも学校でも施設でもお店でもない。
思うままに過ごすための空間。

運営されるのは小田原時意(おだわら・ときえ)さん。
小学校・中学校・高校(通信)の教師、カウンセラーの経験を持った方。
明るくて、人と話すのが大好きだという印象。

船橋市本町、裏通りにあるカサ・デ・アミーガス。
オープンは2014年5月12日と出来たて。
ぱっと見カフェのような外観。

可愛らしい看板は小田原さんの教え子が作ってくれたものだそう。

中はますますカフェっぽい。
女性が落ち着いて過ごせるように配慮されている。
フリードリンク制で、どれだけ長居しても大丈夫。
小田原さんに詳しくお話を伺う。
(太字が小田原さんの言葉)
「悩みを抱える子(女性)たちが愚痴を聞いてもらえてスッキリしたと思える場所を作りたいと思って始めました。意外と無いんです、そういう場所。」
不登校にせよ職場のことにせよ。
問題の多くは人間関係にある。
ここは人間関係の練習ができる、「心のトレーニングジム」だと話す。
「ジムと言ってもコレをやらなければいけない、ということはありません。一人で何かに取り組んでも、私や他の利用者さんと話してもいい。いつ来ていつ帰っても良いんです。」
安っぽい表現になってしまうが「自分の居場所を見失いかけている女性のための場所」という感じ。
ここで一つ疑問。
初めて一人でカサ・デ・アミーガスに来たとして、知らない人に話しかけることは壁が高いのではないか。
「そのために私がいます。うまく人と話せるように、私がクッションになります。」
利用できるのは16歳~20代の女性と限定されている。
確かに同世代で似た環境にある人同士ならば比較的話しやすい。
「学校の休み時間のような空間にしたいですね。」
お互いを、好きな過ごし方を認め合える人間関係をここで作りたいと言う。
そうしてコミュニケーションを育て、自力で立ち上がるための力をつける。
「なんとか自分で頑張りたい、という子たちの後押しができたら良いなと思います。」
人と関わっていくことをもう一度感じ直す時間。
学校でも施設でも教室でもない。
今まで出会ったことのないタイプの場所。
他にネイルやヘアメイク、パン作りなど若い女性向け教室も中で開き、社会のプロフェッショナルとの交流も行っていくとのこと。
「外にも飛び出して、(利用者の)みんなでもっと色々なことをやっていきたいな。」
楽しそうに語って下さった。

奥には広いレンタルスペースもある。
これは利用者さん以外でも借りることができる。
* * *
これだけ書いてみても、恐らく小田原さんのお話や想いは1割も伝えられない。
(自分の能力の至らないところ)
もし周りに学校や職場のことで悩んでいる若い女性・お子様がいたら、カサ・デ・アミーガスさんのことを教えてあげてみてください。
一度、小田原さんと話してみてください。
メールによる相談、見学も受け付けています。
会費制ですが、1回お試しもあります。
詳しくはwebにてご確認ください。
* * *
◆「Casa de Amigas(カサ・デ・アミーガス)」
・web
・blog
・場所 船橋市本町2-15-9 クレメゾン船橋第三 1F
・電話 047-404-6872
・メール
・営業 平日9:00~18:00
・対象 16歳~20代くらいの女性
・利用料金
・アクセス 船橋駅より徒歩12分
・駐車場は近くのコインパーキングをご利用ください
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