2月に引き続き、再び漁港の「お魚さばき方教室」へ。
この教室は毎月第3土曜に開かれている「船橋漁港の朝市」の目玉イベント。
朝市では魚介を初め、野菜やアイスなど地の美味しいものを誰でも買うことができる。
港で、というのがまた独特の雰囲気があって良い。
この日も家からブラブラ散歩して行った。
朝市では色々な人に会うことができて楽しい。
「この人、こんなところで会うんだ!?」なんてちょっと驚いたりもする。
* * *
おしゃべりをしながら時間をつぶし、いざお魚さばき方教室へ。
今日も定員オーバー。
毎回、沢山の人がプロの技を学びにやって来る。
講師、齊藤摩多以(またい)さん。

「魚のことなら何でもおまかせ」の料理人。
まずはいつも通り摩多以さんのさばき方レクチャー。
一つ一つの作業を脳に焼き付けるようにしっかり見る。
毎度のことながら、摩多以さんがやると簡単そうに映る。
あっという間に美しい三枚おろしができる。
自分にも出来そうな気がしてくるが、どっこい実際はそうはいかない。

今日さばくのは「セイゴ」。
スズキの子ども。
漁港に揚がった新鮮なもの。
さあ、さばいてみよう。
教室は二回目ということもあり(習うのは三回目)、何となく流れは思い出せる。
やった数だけ、体に染み付く。
これは何でもいっしょ。

やっぱり苦戦するのだけれど、摩多以さんが丁寧に指導くださるので心強い。
摩多以さんは感覚ではなく、「なぜこうするのか?」ということを理論立てて教えてくださる。
どうしてここに包丁を入れるのか、なぜこの順番なのか。
魚の体のことを理解すれば、やるべきことが(少し)見えてくる。
前回は「とにかく三枚に」と必死だった。
しかし今回は、一つ一つの手順の意味を考えながら取り組むことができた。
それだけでも進歩だと思う。

この教室には一般の人だけでなく、魚のプロを目指す方も参加している。
皆さん真剣。

三枚におろしたセイゴ。
今回は何とか食べるところが残った。

前回さばいたアジがこれだから、ちょっとだけれど成長したように感じる。
摩多以さんのおかげ。
さばいた魚はその場で食べずに持って帰る。
その日の夕飯に。

薄切りにしてセイゴ丼。
骨や頭も捨てずにあら汁で。
自分でさばくとより美味しく感じる。
丸ごと一匹、捨てるところなく頂く。
あぁ…旨い。
漁港のお魚さばき方教室。
これからも時間が合う時は参加しよう。
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