ウチの近くに不思議なレストランがある。
北本町。
イオンや大型マンションがどんどん建っていく開発エリアの中、ぽつんと建つ大きな木の家。
一軒家のレストラン、「ばあむ」。
ハンバーグが看板メニューの洋食屋さん。
見た目は、まんまログハウス。
丸太と木でできている。
オープンから23年。
入れ替わりの激しいこの地区では十分な老舗。
長年支持されてきた味はどんなものだろう?
それも大好物のハンバーグ。
ワクワクしながら「ばあむ」さんを訪ねた。
* * *
中は全て木。
スキー場にあるレストランみたいだ。
年季の入ったテーブルも全て木。
テーブル同士の間隔が広く、ゆったりした印象。
お洒落すぎず、温かい感じ。
若いカップルや外国人、お年を召された方まで。
幅広い年齢層のファンがいるようだ。
そのほとんどがハンバーグを頼んでいる。
周りのいいニオイにお腹が鳴る。
席につき、とりあえず生ビールを頼む。
おつまみを何品かと、メインのハンバーグを選ぶ。
待っている間にお決まりの店内ウロウロ。
ランチや弁当にも力を入れている様子。
でてきたビールのアテのサラダ。
なぜ「イタリアンサラダ」なのに豆腐が?
と思ったらチーズだった。
すりおろしフルーツたっぷりのオリジナルソースが美味しい。
フライドポテトもコーンスープも昔ながらの感じ。
子どもの頃、祖父と行ったレストランを何となく思い出す。
そして。
「ボルドー風ハンバーグ」。
ソースに赤ワインを使っているため、ボルドー風と呼ばれるそう。
ハンバーグは絶対に赤ワインで仕上げるのが美味しい。間違いない。
上には生クリームがかかっている。
ココのハンバーグの特徴の一つは形にある。
一般的な楕円形より細長い。
鉄板にぴったりする形。
ナイフを入れてびっくり。
中から肉汁がじゅわじゅわ。
これは家では出来ない焼き方。
グリルで焼き、鉄板で仕上げているそう。
旨い。
昔ながらの味に、ほっとする。
奇をてらわず。
きっと、ずっと変わらない美味しさなんだろう。
ちょっと大きいかな?と思ったが、完食。
こちらはグラタンハンバーグ。
直径20㎝ほどのグラタン皿にめいっぱいハンバーグとスパゲティが敷き詰められ、チーズとソースを乗せて焼かれたメニュー。
かなりボリューミーで、食べきるのに苦労していた。
やっぱり懐かしい味だった。
最近こんなハンバーグ、食べてなかったな。
昔ながらの優しい味。
お腹いっぱいになった。
帰り際、オーナーシェフとお話しすることができた。
口ひげにメガネの優しそうなダンディ。
自分たち以外にもうお客さんが居ないと驚いたら、21時で閉店らしい。
そんなところも老舗っぽいと思った。
◆レストラン「ばあむ」
・住所 船橋市本町7-26-25
・営業 (昼)11:00~14:30/(夜)17:00~21:00/水曜休
・電話 047-425-6772
・駐車場 沢山あり
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