最寄りのJR駅は船橋駅。
車通勤だから、この駅を使うのはほぼ私用で出かけるときだけ。
普段も駅の北側から南側へ抜けるのに構内は通らない。 

この前、船橋駅のホームから何気なく眺めた風景が意外に綺麗だった。


 
FACEビルに西武。
クリスマスをとうに過ぎてもイルミネーションは頑張っている。 

ラッシュ時の駅は苦手。
あの混雑が好きな人はいないと思う。

けれども、時間のあるときにゆっくり駅の中を歩くのは中々楽しい。 
駅では沢山の小さな出会いと別れを目にすることができる。
「久しぶりね」 とか「お疲れっす！」とか。
待ち合わせたり、サヨナラを言ったり。
不安そうに時計を眺める人がいて、嬉しそうに家へ帰っていく人がいる。
もしかしたらそこに、人生における決定的な瞬間があるのかもしれない。
ある意味、ドラマティックだ。



ゆっくり歩くひと。
せかせか歩くひと。
走ってしまうひと。

この場所を一日何人が通り過ぎて行くのだろう。



これは午前零時、南口のタクシー乗り場の写真。
いろいろな色のタクシーのランプが綺麗だった。

今まで何度タクシーに助けられたことか。
僕が眠っている間にも、運転手さんは頑張っている。
 

いつもの駅があって、いつもと違う顔の駅がある。
そういうのはスマートフォンから目を外さないと見えない。

今日も沢山の人が、この場所ですれ違っていく。


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