月イチで開いている小学生の作文教室。
前回は台風で休講にしたので、2ヶ月ぶりの開催。
第2回の生徒さんは4人。
小学2年生が3人、4年生が1人。
毎回アタマを悩ます作文テーマ。
これだと決めていたのを当日になって変更。
今回のテーマは「サンタクロースの一日」。
子どもたち一人ひとりが持っている「サンタ」のイメージ。
その暮らしぶりをイ想像して自分の言葉で書いてみるのも面白いかなぁと。
サンタクロースは―
どんな場所に住んでいて
どんな家に暮らしていて
どんな仲間がいて
どんな仕事をしているのか。
子どもだからこそ書けるテーマ。
子どもにしかかけないテーマ。
大人になるとイメージが固まりすぎてしまう。
僕も子どもたちと同じテーマで、一緒に書いてみることにした。
* * *
「サンタの一日」
作文を書く時間は30分強。
思ったよりも早く子どもたちから「できました!」の声があがってくる。
前回に比べてスイスイ書けた印象。
やっぱり楽しくて身近なテーマほど書きやすいみたいだ。
書いてくれた作文より。
“Amazonでプレゼントを注文している。”
“友だちのサンタが来て手伝ってくれる。”
“人には見えないホテルに住んでいる。”
“太らないようにちゃんと運動している。”
“子猫と熊と暮らしている。”
“お菓子の家で暮らしている。”
“森から木を切ってきて、家にある機械でプレゼントを作る。”
などなど。
みんな夢いっぱいの言葉で綴ってくれた。
自分には思いつかないアイデアがいっぱい。
純粋な想いで書かれた作品を読むと、心があたたかくなる。
どの作品も素晴らしい。
少し時間が余ったので、僕も同じテーマで書いた作品を発表することにした。
生徒さんたちが書いたものに比べると、どこか綺麗にまとまりすぎて独創性に欠ける。
しかし、子どもたちが一生懸命書いているのに自分が手抜きするわけにはいかない。
自分なりに気持ちをこめて書いたもの。

(安藤作文)
三十過ぎの男が「サンタの一日」。
やはり書くのは楽しい。
恥ずかしかったが、ゆっくりと読み上げる。
子どもたちは真剣に聴いてくれた。
「先生に拍手~」
一番年上の生徒さんが言ってくれて、救われた気がした。
* * *
「簡単だったよ」
「上手に書けて嬉しかった」
子どもたちの感想。
少しでも何かを感じてもらえたならば満足。
僕も子どもたちを見習って、サンタに手紙を書いてみようかな。
「◯◯万円のカメラのレンズが欲しい」なんて書いたら怒られるだろうか。
ちょっとクリスマスが楽しみになった。
にじいろ作文教室。
次回も楽しいテーマを準備したい。
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