ずっと気になっていたお店。
カフェ、森の学校へ。
東武野田線で鎌ヶ谷まで足を伸ばした。
わずか7分。意外に近い。
鎌ヶ谷駅を降りる。
整備された住宅街を大通り沿いに5分ほど歩く。
小春日和。
知らない街を散策するのにぴったりな天気。
木でできたログハウスのような外観。
ここがcafe「森の学校」。
テラス席も良さそう。
初めてのお店。
それもあまり行かない“カフェ”に男一人。
そーっとドアを開けた。
女性の店員さんが迎えてくださった。
スタッフさんは二人。
どちらも自分と同年代くらいの女性。
やわらかい生地のシャツに生成りのエプロン、ひっつめの髪。
ザ・カフェの店員さんという感じ。
そのまんま小説に出てきそう。
店内にある色は白・ベージュ・茶。
床も壁も什器も、木のぬくもりを生かして作られている。
机や棚は鈍い焦げ茶色。
傷やシールを剥がした跡も見える。
これは廃校になった三重の小学校で使われていたもの。
「子どもたちの想い出を無くさず店に」という代表の願いがこめられているそう。
新旧がうまく同居し、あたたかい空間に仕上がっている。
本はラピュタやナウシカなどジブリ作品や
カフェの本、料理の本、自然の本など。
手づくりらしき雑貨や、植物も売っている。
窓際の席からはたっぷりと日差しがこぼれる。
* * *
さて。
今日の目的はランチ。
森の学校は「自然派」カフェ。
メニューに使われているのは基本的に植物性の素材だけ。
野菜、穀類、豆。
ベジタリアンもOK。
例えばハンバーガーのパテはお麩と野菜、ナッツでできている。
生姜焼きも豚肉ではなく、おからこんにゃくで。
少し迷ったが、webで見ていたメニューを注文。
サンドイッチの本を読みながら待つことにした。
その間、お客さんが二組入ってきた。
中学生の娘さんとお母さん。
3歳くらいの女の子と同じくお母さん。
思い思いにゆったりした時間を楽しんでいる。
ほどなくして。
足音も無く、静かに料理が運ばれてきた。
「森の学校のおいしい給食」
昔ながらの学校給食を再現したベジタブルランチ。
トレーもアルミ製。
野菜たっぷりのミネストローネ、コッペパン、サラダ、テザート。
これが食べてみたかった。
普段はやれハンバーグだの、牡蠣フライだの騒ぐ自分。
たまには野菜だけのメニューもいいなと思った。
パンをちぎりながら、ゆっくりと頂いた。
セットのドリンクは「豆乳と人参のスムージー」。
(100円プラス)
せっかく野菜中心のお店に来たのだから、
飲み物もコーヒーではなくそれっぽいものを。
人参の甘さ、豆乳のまろやかさ、つぶ氷の冷たさがよく合っている。
食事の量は決して多くはないけれど、
不思議とお腹いっぱいになった。
時間をかけて食べること、大事なんだな。
隣には鍼灸院&自然療法サロンが併設されている。
カフェを利用すると525円でお試しマッサージも受けられる。
気になったものの、何となく気恥ずかしくて今日は遠慮しておいた。
建物も内装も食事も自然派のカフェ。
赤ちゃん・子ども“大歓迎”のお店。
日・祝・月休、営業は17時まで。
鎌ヶ谷駅近くの「森の学校」。
ゆっくり落ち着いた時間を過ごしたい人にはいいと思う。
近くを通ったときには、また寄ってみよう。
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