泣く子も笑うダフォディルシンガーズ・リーダー、松本敦子さん。
松本さん改め、「あっちゃん」の地元は千葉県印西市。
故郷で、あっちゃんが面白いことをやっている。
この日、音楽だけではない彼女の魅力を見ることになった。
“小さな街づくりプロジェクト”
「地元にもっと面白いことがあれば…」
そんな想いで始まった彼女の活動。
ジモトに帰ってきて一年の彼女が感じていること。
僕にも似た感覚があり、共感できる。
楽しいことが近くにあれば-
僕はそれを「探す」というスタンスなのだけど、
あっちゃんの場合は自分で創ってしまう。
松本敦子、小さな街づくりプロジェクト。
第一弾は商店街の空き店舗を活用した、9日間だけの写真展。
「自分の中の旅のイメージを身近な場所(地元)に作ってみた」そう。
できあがったのは一見商店街には不似合いなギャラリー。
本人曰く、“壁を引っぺがして、塗りまくった”とのこと。
この写真展のレセプションパーティに行ってきた。
* * *
降りたのはJR成田線の木下(きおろし)駅。
初めて来る場所。
駅前は商店街。
大通りに沿って店が立ち並ぶ、昔ながらの感じ。
日曜ということもあり、人は少ない。
たまに車と自転車が通るくらい。
静かな商店街だ。
そんなところにいきなりギャラリーができた。
ご町内ではちょっとした噂になっているはず。
多くのお店のシャッターは閉まっている。
そんな中にギャラリー、発見。
いたいた、あっちゃん(松本敦子)。
奇抜なメイクをしている写真ばかり紹介しているが、
素顔の彼女はこんなハイジのような感じ。
今日はギャラリーオープンのお祝いパーティ。
たくさんの友人が駆けつけていた。
「わー!超ひさしぶりじゃーん!」
てな具合に。
同窓会みたいだ。
インドネシアやネパールからの留学生たちも。
グローバル。
こちらが写真家の関田裕明さん。
あっちゃんはこの方の写真に一目惚れし、写真展開催を心に決めたそう。
関田さんが南米を旅して撮った写真がギャラリーには飾られている。
優しい写真ばかり。
写真は撮る人の心をも映し出すと思う。
美しい。
写真は好きだし、見たことのない風景はなおさら面白い。
外のベンチに腰掛け、ゆっくりページをめくった。
…いいなぁ。
持ち前のよく響く声であっちゃんが言った。
「好きなだけ飲んでくださいね~。カレーも食べて~!」
手づくりのサングリア。
ビアサーバーもある。
ネパールからの留学生、スニル君のカレー。
旨い。真似できない味。
スープだけでもアテになる。
酒が進む。
外で食べるカレーと酒。
会場、ますます盛り上がってきた。
近所のオジサンも外国人も。
みんな一緒に話し、笑っている。
ここは商店街の大通り。
車に気をつけながら。
道路に座っちゃう感じ。
海外みたい。
みんないい顔してる。
閑散としていた商店街が、少しずつザワついていく。
* * *
生粋のエンターテナー、あつこ。
これだけではやはり終わらない。
本日もやって参りました。
ダフォディルシンガーズ、印西の商店街で舞います。
路上ライブ、スタート。
故郷での演舞。
通行人は間違いなく振り返っていく。
表情にぜひご注目を。
伝わってくる。
…
そしてこの日。
ひとり増えました。
一番右の方。
レアな裏メンバーで、たまに電撃参戦するとのこと。
「ヨーコ」という名前以外は全くの謎。
今後に期待。
留学生たちも「マイケル!ガガ!」とおおはしゃぎ。
国境を超えた笑い。
ダフォディルシンガーズ、そしてあっちゃんの力。
* * *
さらに。
道のド真ん中でサルサダンスまで。
繰り返しになるけれど、ココは車も通る商店街のメインストリート。
「怒られるギリギリだよね(笑)」
と、あっちゃん。
だが誰も文句を言う人はいなかった。
道行くも足をとめ、あたたかく見守っているように感じた。
「みんなのおかげで夢描いたことが全部実現したよ。」
嬉しそうに語ってくれた。
誰もが笑い、誰もが楽しそう。
松本敦子には周りの人を幸せにする魅力があるのだと改めて思った。
一度彼女に会った人ならば感じるはず。
あっちゃんの小さな街づくりプロジェクト第1弾。
印西の商店街の写真展。
11月10日(日)まで10時~20時の時間帯で開催中(10日は16:30close)。
会場の住所は印西市木下1521-140。
JR成田線「木下」駅から徒歩2分。
入場は無料。
あっちゃんに会いたい方。
形になったその夢を観てみたい方。
よければギャラリーに足を運んでみてくださいね。
心あたたまるひとときだった。
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