この葉っぱ、知ってますか?
楽膳さんの刺身や天ぷらに添えられている葉っぱ。
緑が入ると料理の見栄えがグッと良く。
いい仕事してます。
いったい何の葉っぱだろう?
気になって、店主の荻野さんに今さら訊いてみたところ。
「南天(なんてん)」の葉だそう。
赤い実のなる、コレ。
で、楽膳さんの南天の葉。
ちょっとしたエピソードを荻野さんが話してくださった。
「ウチで採れたやつだよ。俺がさ、店を将来を持った時のために庭に前々から植えてたんだ。南天やら柿やらね。」
(店を始める前から植えていた…)
ちょっといい話だなと思った。
食べられずに終わってしまう南天の葉にこんな小さな物語があったんだ。
ご自身のお店を開くときを思い描きながら南天を植える数年前の荻野さん。
なんとなく想像してみた。
30歳だろうか。35歳だろうか。
一枚一枚に想いがこもっているのだ。
楽膳の小松菜が「平野さん家の小松菜」なら、
南天は「荻野さん家の南天」。
お皿の上の名脇役、南天の葉。
今までより少し立派に見えた。
* * *
お店のメニューも衣替え。
続々秋の料理がお目見え。
8月半ば。
秋の到来を告げた松茸の天ぷら。
店主イチオシの秋刀魚。
目の覚めるようなサンマピンクの身が美しい。
鯨の刺身。数年ぶりに頂いた。
全く臭みが無い。
ブリ大根。 これから鰤が旨くなる。
そろそろ鍋も出てくるだろうか。
美味しいものが増えるこれからの季節。
何を頼もうか本当に迷う。
今日は火曜。
今夜もいい魚が入ってるかな。
(楽膳ニュースレター最新号の荻野さん似顔絵コーナーより)
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コメント
コメント一覧 (2)
南天がある楽膳さんも、楽膳さんを訪れて南天に出会った人たちにも幸せが舞い込んできそうですね。
南天にそんな意味があったのですね。
福を呼ぶ南天の葉、いいですねえ。
そういうちょっとしたことが好きです(^^)
昨日も行ってきました!