【2015年2月16日追記】
2015年の2月にも撮りに行きました。
こちらの方が良く見え、良く撮れたので追記します。
「ふなばし三番瀬のダイヤモンド富士|2015年2月14日・15日」
よろしければ併せてお読みください。
* * *
空好きの憧れ、ダイヤモンド富士。
年に2回だけ見られる貴重な空。
ダイヤモンド富士とは、
富士山の真上に夕陽が沈む姿を指す。
神々しく輝く頂き。
ただそれだけで有り難い。
(市のWebサイトより)
日の落ちる位置は季節によって変わる。
ダイヤモンド富士は年に2回だけのチャンス。
船橋市なら10月下旬と2月中旬。
船橋で「関東の富士見百景」に指定されている場所はただ一つ。
三番瀬海浜公園。
富士山のある西を広く、遠くまで見通せる絶好のポイント。
(追記)ブログ読者さんより「サッポロビール千葉工場」も好ポイントだと
情報をお寄せいただきました。
★メモ…各ポイントの2月の絶好日
2/15 三番瀬海浜公園
2/16 サッポロビール工場
2/17 茜浜緑地
北風ごうごうの2/16(土)。
三番瀬へ行ってきました。
* * *
十数年ぶりの三番瀬海浜公園。
懐かしい感じがした。
そうだ。
昔、祖母に連れられて行った花火大会だ。
今はららぽーとそばの親水公園で行われている花火大会。
以前はココで行われていた。
出店が並ぶ夜の景色を懐かしく思い出す。
この日、富士山に日が落ちる予定時刻は17:10。
一時間ほど早く着いた。
浜には既に大勢のカメラ仲間の姿。
60過ぎの方が多い。
手にするカメラも大きく、立派なものばかり。
「絞りは11で」
「ISO感度は200でいいかな?」
などと、専門的用語が飛び交う。
それに合わせて自分もカメラを整える。
待つ間に望むスカイツリー。
隣には工場。
ゆっくりゆっくり。
寒さに身を縮めながら、落ちゆく太陽を見守る。
富士山の現れるその時を待つ。
気温は3℃。
強烈に吹き付ける北風で、体感気温はマイナス。
それでもめげなるわけにはいかない。
ダイヤモンド富士を拝みたい。
この日。
晴れてはいたものの、日中は富士山が見えない。
しかし、誰も諦めない。
富士山は、日が傾くほどに見えやすくなるからだ。
17時ちょうどくらい。
富士山が太陽の左にうっすら見えてきた。
(見ようとして見ると)
過ぎゆく船が風情を醸し出す。
朱く染まった海も趣深い。
晴れていれば富士山が見えるとは限らない。
自然のイタズラ。
曇っていても見えるときもあれば、快晴なら見えるとも限らない。
だからこそ、見たい。
17時10分。
予定時刻。
手をかじかませながら、必死でピントを合わせる。
夢中でシャッターを切る。
予想に反し、太陽は富士山の右へ落ちてゆく。
自然とは予測のつかないもの。
やや右にズレたが、富士山の裾野に隠れていく美しい夕陽を見た。
太陽がしずみ切って、ますますくっきりする富士のシルエット。
ちょっと悔しいが、やはり綺麗。
なかなか完全なものは撮れない。
だからこそ、何度でもチャレンジする甲斐がある。
これは家のそばの歩道橋で撮った写真。
一週間前のものだけど、よりダイヤモンド富士に近いかもしれない。
* * *
空が好き。
中でもダイヤモンド富士は格別。
日本人のDNAに組み込まれた富士山。
いつもそこにある太陽。
両者が織りなす、ハッと息飲む景色。
次に見られるのは10月。
完璧な姿が見られるその日まで。
ちいさな浪漫を追いかけて、またチャレンジしたい。
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