楽膳さんの「本日のおすすめ」には、
四季折々の食材を使った創作メニューが並ぶ。
いつ行っても新しいものがある。
また行きたくなる。

サヨリの姿造り

例えばこの前いただいたサヨリの姿造り。

サヨリは春を告げる魚。
3~5月が旬で、船橋近海でも採れるそう。
目で、舌で味わう日本の四季。

* * * 

季節のお料理も素晴らしい。

それでも僕は-

楽膳の真髄は定番メニューにこそあり

と考えている。

「いつもある」安心感。

から揚げ

定番中の定番のから揚げも、荻野さんが作ればひと味ちがう。
衣サクサク、中アツアツ。 
マヨネーズはつけず、レモンだけでさっぱり頂くのが好き。

厚揚げ

厚揚げ。
できあいのものを焼くのではなく、
注文を受けてから一つ一つ揚げてくださる。
「アゲ」のカリッとした感じがたまらない。
これで280円。

楽膳の天ぷら

魚料理と双璧を成す看板メニューの天ぷら。
荻野さんの真骨頂とも言える料理。
カラリと仕上がった薄めの衣。
「さくり」と上品な口当たりはやみつきになる。

揚げ出し豆腐

忘れちゃいけない揚げ出し豆腐。
甘めのダシが、ふわふわの豆腐にからむ。
荻野さんがお店を開くキッカケになった料理である点もポイント。
想い出の詰まった大好きな一皿。
(揚げ出しヒストリーは以前の記事で詳しく書きました)
 

書いていて気づく。
ここまで全て揚げ物。
手間のかかる調理方法ゆえに、違いが出る。

どんな料理も手抜きなしで丁寧に作ってくださるから旨い。

おにぎりの握り具合も絶妙。
味噌汁も一杯から、一から作ってくださる。

定番にこそ、 差が現れる。

* * *

とは言え。

一番の定番は- 

荻野さん

荻野さんの笑顔だと思う。

穏やかであたたかい荻野さんにひとが集まる。
ちょっと話すと、ほっとする。

だからこそ、ここが「行けば誰かに会える」場所になっている。

落ち込んだときも、楽膳さんに行く。 
不思議と元気が出る。 

いつもありがとうございます(^^)