数十年の間ライバル同士だったスーパーと商店会が初めてタッグを組んで-

千葉県初の「百円商店街」が 近所の芝山団地商店街で開催されました。

近所と言っても超ド近所。 
幼稚園の帰りにお菓子を買ってもらったスーパー。
中学校時代の弁当だったパン屋。
生まれ育った場所。

今回スーパーと商店会が一緒になって取り組んだ背景には

もうすぐオープンする近くのショッピングセンター

もうすぐそばに大型ショッピングセンターがオープンすることがあります。
喧嘩している場合ではない。
大型店に負けるわけにはいかない。

“俺達芝山運命共同体”

このプロジェクト名が想いを語ります。

* * *
 
さて今回の百円商店街。

生まれて29年。こんなに人があふれたのは初めて。

通りがぎっしり

人・人・人。
通路はあっという間にいっぱいに。

各店、100円の目玉商品を作ってお客さまを呼び込み。

肉のさかき

肉屋さん。

肉屋の行列
行列。

大洋青果

八百屋さん。

八百屋の行列

行列。

パン屋さん。 

パン屋のパイン

パイナップル?(笑)

* * * 

目玉イベントは100円寄席。

神田あっぷるさん

前座は女性“講談師”神田あっぷるさん。

バシバシ!

と台を叩く音、テンポよく流れるお話。 

三遊亭円左衛門さん

真打は三遊亭円左衛門さん。

図書館Barの「落語Bar」でもご厚意で講演下さった地元の落語家さんです。

100円寄せは二回とも満員!

午前も午後も大入り満員。

私はこのブースの担当で、MCも。
落語を見終わった後-

本当に面白かったよと仰るおじいちゃん。
これで100円でいいの?と喜ぶおばあちゃん。

ある方に「今日観たかったんだけど足が悪くて階段が登れないから…」と会場下で渡された封筒。
“円左衛門さん、応援しています。”の文字を見て、グッとくるものがありました。

* * *

重要なのは「100円でオトク」ではないと感じました。

地域の方が集まるキッカケであること。
ご高齢の方が「外に出てみよう」と思えること。
商店街と住民のコミュニケーションが活発になること。
自分の住んでいる地域を“やっぱりいいなぁ”と思えること。



このイベントには多くのボランティアさんが参加しています。

高校生ボランティア

数十名の高校生たち(立派!)。
自分たちにもこんなことができる!と、イキイキ動いていたのが印象的。
チーバくんの中、暑かったよね。
 
スタッフベスト

スタッフベストを身に纏い-
メディア会社さん、市議さん、イベント会社さん、商店街メンバーの友だち。
みんな「手伝ってあげる」ではなく、「手伝いたい!」感じ。
ワイワイ一緒になってやる楽しさ。 若さ。

とにもかくにも、自分の生まれ育った場所に色んな人が遊びに来てくださったのが嬉しい。

理屈ではありません。 

行けば誰かいる、誰かに会えるというささやかなワクワク感。
それこそが「今・ここで」暮らす街場感。


“百縁笑店街”とも言えそうです。

たくさんのを感じ、える場所。

そんなイベントとして続いてほしい。

芝山、いいところなんです。


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