定点観測と小さなマーケティング : 安藤信作の「船橋から、小さいけれどいいものを。」

なにげない風景の変化にアイデアのヒントがある。

「日々是マーケティング」の基本はこの姿勢。

いつも通る道。
お世話になっているコンビニ。

いそいそ、ボーッとしていると流れていってしまう景色。
意識してみると思った以上に「小さな変化」が起きています。

なぜ変わったのか？
どのような影響があるのか？
人はどう反応するだろうか？

考え始めると楽しく興味深いもの。
変化には必ず原因があります。
人がすることならば意図がある。

意外なところに閃きのヒントが潜んでいるのではないでしょうか。
気づくかどうかは意識の問題。

小さな変化を見過ごさないためには、同じものを毎日気にかける定点観測が必要です。

＊　＊　＊

例えばいつものランニングコースで－

まだ夏日も残るというのに、ビールの棚はもう冬。
(ファッションに比べればのんびりですが、商戦は早期化？)

お菓子などは商品開発のサイクルが早く、消費者のニーズが直で反映されます。
身近な商品が揃うコンビニはマーケティングの宝庫。

お、100円の回転寿司でもおせちの予約ができるとは驚きです。
→「速くて安くてお腹いっぱい」だけが回る鮨ではない。

焼き鳥屋に妙に行列ができている日があったり、道路が激混みだったり。
「いつもと違う」を深堀りすること。

なぜ？と問う習慣のが新しい発想を生むのではないでしょうか。

ちょっとした発見に幸せを感じることも。

＊　＊　＊

余談ですが－
一番好きな定点観測はやっぱり空。

朝と夜。
見上げると心が落ち着くし、いつも違って面白い。

次の２枚の写真は同地点・同時刻、違う日に撮ったものです。