答えは現場にあり。
様々な業界の方が集まり、一つのテーマをディスカッション、アイデアをMIX。
そんなマーケティング部=MKBも第6回を数えました。

飛び入り3名。現役大学生さんのご参加も。
20代~50代(親子ほど!)まで幅広くお集まり頂きました。

●テーマ    震災の影響分析とボトムアップの復興策
●日時      6/4(土)15:00~17:30
●場所      日本橋ルノアール
●参加者   8名:印刷機器、印刷会社、新聞記者、銀行、保険、再保険、広告、大学4年生。

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アイスと冷たい飲み物が喉にすーっと心地良い初夏のみぎり。

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(人気だったカフェフロート)

震災が各業界に与えた影響を分析し、 具体的に「どうすべきか」をディスカッション。
唯一の正しい答えを得ることは難しい。
それでも一人ひとりが多くの視点と自分なりの考えを持つことが大切。
非常に盛り上がりました。

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まずは米井さんのプレゼンでスタート。
“東日本大震災の足許の影響と復興”

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銀行にお勤めだけあり、数字が一つのポイントになりました。 
被害総額一つを見ても、15兆~60兆まで幅広く資産されます。
重要なのは数字の「根拠」
上っ面に騙されてはいけませんね。

例えば「民間資本は1,400兆」。
実は企業の資本金も含むのです。
お恥ずかしながら個人だけだと思っていました。なるほど!


大まかなディスカッションの内容は以下の通りです。

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・第一次、第二次、第三次産業における影響の大きさの違い。
・原子力に替わる現実的な発電方法。
・道州制の是非。
・コンパクトシティ構想。
・復興ファイナンス。
・東電の賠償に伴い、その株、社債が与える強烈なインパクト。
・復興のグランドデザインは誰が描くか。
・各国における国と地方行政のバランス。 
・企業を含めた民間資本をどう動かすか。
・最大のポイントはインフラにあり。
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何を考えるにも「個別と全体最適のバランス」(米井さん)が大事。
これが今回のディスカッションの個人的なまとめです。

一人ひとり、市町村、県。それぞれに言い分があります。
良しとするものが違う。
その意見を汲み上げながら、全体として現実味がある策を考えねばなりません。

しかし、まとめ上げるリーダシップが在りません。
ボトムアップにも限界があります。未成熟な部分も多く。
個別と全体をバランスさせ、現場にあったグランドデザインを実行していけるリーダー。
思い浮かびますか? 

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後半は阿部野さんにNPOクリーンプリントの活動についてご発表頂きました。
学生さんに知って頂きたかったのです。

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iPad大活躍! 

iPad5名、iPhone6名とその凄まじさを感じた瞬間でもあります。
(もちろん私は数に含まれません) 

紙ってほんとにエコじゃない?
この問いから始まり、各業界で進む脱紙化・残っていく部分など。
予想以上に話が広がります。
次回のテーマ「紙の未来」に上手くつながりました。

私からは先日伺った民間図書館のフランチャイズ化について披露しました。
紙業界だけではなく、銀行サイドからも「出資したい」とのお声が。
これからも全力で応援していきます。

会の報告はここまでです。
討論の後は金融業界飲みとなりました。

毎回メンバーが違う。メンバーが創る会。そんな刺激的なマーケティング部。
今回もありがとうございました!

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【次回予告】

MKB第7回~1周年感謝祭!

●テーマ 「紙の未来」
●日時  8/7(日)15:00~17:30 
●会場  日本橋ルノアール
●定員  10名(超えた場合は場所検討)
●懇親会 18:00~。夏はやっぱりビアガーデン
●申込   安藤あてにメールまたはFacebookTwitterで受け付けています。
※「討論会のみ or 懇親会も参加」をお知らせ下さい。

たくさんのご応募をお待ちしております!