今年の夏までに、若いお母さん向けに「お金の講座」を開こうと企画中です。
長期で貯蓄を考える視点を持って頂き、不安をなくすことが目的です。

その柱となるのがお金の貯め方。
自身のサラリーマン時代にお金が全く貯まらなかった反省を生かして。
今回は「なぜお金が貯まらないか?」心理的な面から簡単に分析します。

ごくごく当たり前のことばかりです。“
しかし、仕事や子育てに忙しい中では忘れがちなことです。

どんなFPもエコノミストも言っており、新しい発想でもありません。
いかに噛み砕き、相手の価値観を大切にしながら一緒に考えられるかが大切です。
全ての人ではなく、困っている方に届けば良いなぁと思います。

まず貯蓄は「習慣」が作るという認識が大切ではないでしょうか。
決まった額を積み立て、意識の外に置いてしまうこと。
どんなに収入が多くても、使ってしまえば貯まりません。


①給与天引きで「貯めなきゃ」意識をなくす

どうしても人はあればあるだけ使ってしまいます。
「まぁ1,000円くらいならいいか!」
その積み重ねが1万円、10万円になります。

余った分は繰り越して貯金にしよう!

この方法ははじめは良いのですが、しばらくすると「まあいいや」になりがちです。
人は惰性に流されるもの。

重要なのは「貯めなきゃ!」という意識をなくすことです。
一番は給与天引で一定額を積み立てていく方法。
余った分で生活をすればOKです。

会社に「財形貯蓄」制度があるなら、真っ先に検討してみてください。
金利(利息)が一定まで非課税になることに加え、会社によっては特別ボーナスがあります。
(私が昔務めていた会社では年間5,000円のボーナスが出ました。)
うまく活用していた後輩は本当にエライ!

あとは銀行の積立定期預金など。
投資信託などの金融商品にも積立はありますが、全体のリスクをよく考えて検討する
必要がありますね。

1ヶ月5千円でも1年で6万円。
1ヶ月3万円なら1年で36万円。10年で360万円。30年で1,080万円にもなります。
これにボーナスを入れれば案外貯まるものです。
計画が肝心ですね。

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◆ポイント
・天引きで「貯めなきゃ」意識をなくし、残ったお金で生活する。
・無理のない範囲で積立額を設定する。
・早く始めるほど多く貯まる。
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②収入が増えても支出を増やさない~高い≠良い

お給料UPや奥様の再就職などで基礎的な収入が増えると、
つい「もうちょっと贅沢していいかな…」と考えたくなります。

「ゆとり」とはものがたくさん買えることだけではないと思います。
将来使う場面に備え、安心できることもその一つ。

決してモノを買うことが悪いというわけではありません。
必要以上に買い控えれば、経済は停滞します。
企業が困ってしまいます。

大切なのは
収入が増えたらまず積立額を増やす。
という意識ではないでしょうか。

毎月のおこづかいや交際費はキープする。
必要ならば買う。
「高価なもの≠良いもの」です。
本当に価値あるものか?ご自分で、ご夫婦でよく考えてみれば
不要であるケースもあります。

これは給料やボーナスで服や家電を買い、結局貯まらなかった反省によります。
1つ買えば、次はもっと高価なものが欲しくなる。
なくても何とかなるもの、沢山あります。
邪魔するのは人の見栄です。

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◆ポイント
・収入が増えたらまず積立を増やす。
・必要なものは買う。
・高いもの=良いものではないと納得する。
・大切なときに使う。
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これはごく一部です。粗々な点はご容赦ください。
難しいデータではなく、すぐに実行可能な形でお話できればと思います。
少しでも不安が解消され、前向きで楽しく生活頂けることが、私のミッションの一つです。