地震で家が全壊してしまい、住まいは無いのにローンだけが残ってしまう。
現地の復興へ向けた前向きな活動を応援すると共に、
保険を生業とする者の責任としてお伝えします。
これは住宅ローンを組まれている全ての方に関係するリスクです。
昨日に続き、住宅購入を考える時の検討事項の一つとして。
お留置き頂ければ幸いです。
◆ローンだけが残る状況
具体例で考えてみましょう。
(例) ---------------------------------------------------------------
・3,000万円の住宅を購入(土地含まず)
・1,000万円を頭金で支払い済み。
・2,000万円のローンを組み、500万円は返済完了。
→ ローン残高1,500万円
---------------------------------------------------------------------
1,500万円のローンが残っている状況で地震が発生した場合
(A)地震保険あり
3,000万円の住宅で加入できる地震保険のMAXは1,500万円 。
→1,500万円のローンは保険で全て返済できる。
(B)地震保険なし
1,500万円のローンだけが残ってしまう。
住まいは必ず必要ですので、新しく住宅を借りるor買う必要があります。
仮設住宅も全ての方に提供されるわけではありません。足りていないのが現状です。
さらに「仮」の住まいですから、いつまでも居るわけにもいきません。
(B)の場合、1,500万円のローンが残ったまま家を探すことになります。
新たに家を買うとすれば二重ローンに。
借りるにしても「家賃+ローン返済」で、家賃を二重に払うに等しい状態です。
(A)のように地震保険に入っていたから完璧!というわけでもありません。
たとえ1,500万円のローンを保険で返したとして、今まで払った500万円は戻って来ません。
買い直すにしても再度ローンを組む必要があります。
◆重要なこと
以前の地震保険の記事と重複がありますが、改めまして。
・地震保険で補償できる金額は建物価格の30~50%=全部ではない。
・生保と違い、地震保険(損保全般)はダブルでかけられない→50%+50%=100%などは不可。
・加入していてもローンが残る場合、新たにローンが必要となる場合もある→貯蓄の重要性。
・建て直しに関する給付のほか、震災時の特別融資制度がある。→FP協会のサイトに制度のまとめ
(例)全壊で100万/半壊で50万+立て直し費用として200万円の給付。
発生率の高さと被害額の大きさをよく考え、
自動車保険と地震保険だけは必ずご加入をオススメします。
生保や医療保険などは貯蓄や公的補助でまかなえる場合も多いので、お客様にご判断頂きます。
正しい知識が「リスク=不確かさ」を減らすことでもあります。
お読み頂き、ありがとうございます。
現地の復興へ向けた前向きな活動を応援すると共に、
保険を生業とする者の責任としてお伝えします。
これは住宅ローンを組まれている全ての方に関係するリスクです。
昨日に続き、住宅購入を考える時の検討事項の一つとして。
お留置き頂ければ幸いです。
◆ローンだけが残る状況
具体例で考えてみましょう。
(例) ---------------------------------------------------------------
・3,000万円の住宅を購入(土地含まず)
・1,000万円を頭金で支払い済み。
・2,000万円のローンを組み、500万円は返済完了。
→ ローン残高1,500万円
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1,500万円のローンが残っている状況で地震が発生した場合
(A)地震保険あり
3,000万円の住宅で加入できる地震保険のMAXは1,500万円 。
→1,500万円のローンは保険で全て返済できる。
(B)地震保険なし
1,500万円のローンだけが残ってしまう。
住まいは必ず必要ですので、新しく住宅を借りるor買う必要があります。
仮設住宅も全ての方に提供されるわけではありません。足りていないのが現状です。
さらに「仮」の住まいですから、いつまでも居るわけにもいきません。
(B)の場合、1,500万円のローンが残ったまま家を探すことになります。
新たに家を買うとすれば二重ローンに。
借りるにしても「家賃+ローン返済」で、家賃を二重に払うに等しい状態です。
(A)のように地震保険に入っていたから完璧!というわけでもありません。
たとえ1,500万円のローンを保険で返したとして、今まで払った500万円は戻って来ません。
買い直すにしても再度ローンを組む必要があります。
◆重要なこと
以前の地震保険の記事と重複がありますが、改めまして。
・地震保険で補償できる金額は建物価格の30~50%=全部ではない。
・生保と違い、地震保険(損保全般)はダブルでかけられない→50%+50%=100%などは不可。
・加入していてもローンが残る場合、新たにローンが必要となる場合もある→貯蓄の重要性。
・建て直しに関する給付のほか、震災時の特別融資制度がある。→FP協会のサイトに制度のまとめ
(例)全壊で100万/半壊で50万+立て直し費用として200万円の給付。
発生率の高さと被害額の大きさをよく考え、
自動車保険と地震保険だけは必ずご加入をオススメします。
生保や医療保険などは貯蓄や公的補助でまかなえる場合も多いので、お客様にご判断頂きます。
正しい知識が「リスク=不確かさ」を減らすことでもあります。
お読み頂き、ありがとうございます。
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