女性新聞記者さん×友人の物理学研究員(矢野さん)×入社2年目の若者
こんな素敵な組合せでお話をしてきました。
もともとは『日本辺境論』 を読み、その内容についてディスカッションするという企画。



ざっくりと、
はるか昔から、日本は中国(世界の心となるべき)の属国として成長してきた。
戦後はアメリカに追いつけ!で常にアメリカとの比較で発展した。
今でも日本は「世界標準」という新しい価値を自ら作れない。
常に劣等感を支えている。でもそれは仕方のないこと。
こんな内容です。

なるほどと思うのですが、それ以上のものはなく。
この「そうだったんだ!」という驚きがないことこそ、筆者の世代と私たちの世代の
価値観の違いだと思います。

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喫茶ルノアールで2時間、今をときめく和民で3時間。
話が止まることはありませんでした。
こんな熱い若者がいれば、日本の将来は明るい!

世界共通言語(?)としての英語 J-Parc 被災、TPP、国防、韓国の競争意識の原点…
旬なテーマが目白押し!だったわけですが、深く考えたことをメモします。

●やっぱり日本が一番!

理屈ではありません。
島国として何千年(何万年?)もの長い時間を経て今の日本がある。
醸成されてきた文化は「日本」という価値を持つ。

人間性、言語、感覚…
私たちそのもの。
しっくりきて当然です。

優劣ではなく、最も合う。
常に文化は最適化される。
問題は「ないものねだり」から生まれるのだと思います。
いつの時代も「隣の芝は青い」。

劣等感はありません。
自分たちの強み、できることをする。
世界標準を作れないとして、絶対に作らなければならないわけではない。
相手に合わせるのも、今後「バランス力」として重要性を増すと考えます。

●なんでも「ビジネス思考」の罠

なぜ、経済成長「しなければならない」のか。
これは非常に難しい問い。
成長した方が良いに「決まっている」
ではそれは誰が決めたものでしょう。

それでは学生が学びたがる「社会に出て役に立つスキル」とは?
専門学校ならば分かります。
しかし四年生の大学ではどうか。
まだ仕事もしていないのに、本当に有用かどうかなんて分からないと思います。
多くの場合は「就職活動で有利になるためのもの」だと感じます。

大切なのは仕事をしはじめてから。
自分の仕事に目的や10年・20年・30年先のビジョンが持てるか。
ルーティンになっていないか。

特に20代~30代を中心に「お金じゃない!」という価値観が力を持ちつつあります。
その一方で自由主義経済、貨幣中心の世の中からは脱却できない。
その中で、すぐにビジネス(≒貨幣経済)に結びつけて考えてしまう。
何かを見落す。

●「仲間がほしい」は変わらない。

ネット上の「つながり」や、社外のコミュニティ(学習会、NPO)に価値を見出す人が増えています。
入社二年目の方いわく、「国や自治体より(前述の)コミュニティを大切にしたい」
理由は「自分の意見を自由に伝えられ、相手の意見もダイレクトに聞けるから」とのこと。

結局のところ、人は人を求めるもの。その対象や手段が変わっただけです。
人間は集団で生きてきました。
本能的に仲間を求めるのでしょう。
そして自分を知って欲しいと思う。理解されたいと願う。

私もそうです。
色んな人の話が聞きたいと思います。
「〇〇会」とは、何を以って人を集めるか。それだけのこと。
だから何が立派だとかエライとか難しいない気がします。

長いつぶやき、最後までお読み下さり有難うございます。