「営業」とは?「これから求められる営業の姿」は?
法人営業の友人と酒を飲みつつ、語ってきました。
舞台は友人ナールの経営するネパール料理屋「家帝-Yeti 」。
※最近同じような内容の記事が多く恐縮です…いつもありがとうございます!
【先に結論!】
お客様に聞き、市場を知り、
「こんな商品・サービスがあればいいのになぁ…」と思った“その時”に
「あの会社(人)にお願いしてみよう!」と思って頂ける-
この体制を作る為に、日々の変化に対応しながら工夫し続けること。
もちろん紹介やPRも大切ですが、営業の仕事の一部に過ぎません。
営業の最終的な目的は「価値あり!」と認めて頂くこと(購入の意思決定)ですが、
上記のようなプロセスこそ、これから求められる営業の姿なのだと思います。
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【営業に関する3つの仮説】
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1.営業は減っている
2.営業は生き続ける
3.営業が組織内の軋轢を生む
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1.営業は減っている
2つの側面があります。
1つは、今まで営業と呼ばれていた名前の職が名前を変えたこと。
・〇〇プランナー
・▲▲コーディネーター
・□□ディレクター
・★★リーダー
・◇◇コンサルタント
これら全て、もともと「営業」がしていた仕事です。
提案→説明→ご契約
の流れは不変。主に外国企業から輸入されたものなのでしょう。
何となく、カタカナになると格好良い響きです(笑)
しかし!営業の泥臭さは決してなくなりませんし、正直さが失われてはなりません。
ましてや「サボりの象徴」(通俗的イメージ)であってはならない!
もう1つは、販売チャネルの多様化や業務の効率化によって
必要とされる人員の数自体が減っているのではないかということ。
まさにネット販売の隆盛に見てとれます。
2.営業は生き続ける
たとえ営業が減っても、営業はなくならないと思います。
対面による購入が減るほどに、人とのやりとりが価値を増す-というのが持論です。
手軽な方法を求められながら、人間らしさの必要性が強調される。
人が人を求める限り、営業は生き続けるのではないでしょうか。
3.営業が軋轢を生む
出版社に勤めていた時の経験を基に。
概して営業は「自分が売っているんだ!」という誇りを持っています。
買って頂くことが仕事なのですから、その誇りは当然であり、大切なもの。
しかし、時としてこのプライドが負のベクトルとして組織に作用し、
軋轢を生み、衝突を生むこともあるのではないでしょうか。
●その理由
(1)売上による評価 → 数字のことばかり考える
(2)俺がいるから売れるんだという自負 → 他の部署を見下しがち
特に(2)は社内の人間関係バランスを崩す大きな要因です。
営業が傲慢にならない組織に共通しているのは-
ミッション・ビジョン・目標が共有できている。
達成に向けて心を一つにして個々の使命を遂行できる。
このような姿勢・企業風土です。
誰が正しいかではなく、何が正しいか(ドラッカー)を一人一人が考え、自主的に行動できる。
出世ではなく、共通の目標へ向けた成果を目指す。
自分にできないこと、相手にできることを認めるが故に、尊敬し合える。
その様な組織を目指したいですね。
まずは一人の意識から!!
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