号泣!!

クリスマスイルミネーションが目にも心にも眩しい、六本木ヒルズにて。

これまたアウトサイダーとして、芸術家として自身に衝撃を与えたジョン・レノン。
彼のビートルズデビュー前の思春期の頃を再現した作品です。

バンド活動中心の音楽映画かな?と思っていたのですが、全く違いました。
人間ドラマ。
テーマは「母」です。

実母ではなく伯母さんに育てられたこと…
これが如何に彼の人格形成・人生に影響を与えたか。
愛・葛藤・後悔・情熱-様々な感情が複雑に絡み合って生み出された芸術性。

随所に出てくる「音楽」という要素が、物語を鮮やかに彩ります。
この使い方が実に絶妙で、ストーリーに深さと感動を持たせていると感じました。

「クオリーメン」(ビートルズの前身)時代の活動や、今見ても新鮮な60'sカルチャーなど、
どなたが見ても純粋に楽しめる要素が盛り沢山です!
15歳にしてはマッチョなジョンと、余りにお坊ちゃん色の強いポールの配役も◎

↓彼が母への想いをストレートに歌った「Mother」。ハートにズンと響きます。