シリーズ「山田農場の一年」、六月。
今月は可愛い合鴨のヒナたちの話。

山田農場さんには畑だけではなく田んぼもあります。
そのお米は、合鴨と一緒に作られています。
(場所は船橋よりの八千代市)

美味しいお米を作るお手伝いをしてくれる合鴨たち。
今回の主役は彼らです。

タイトル
(田んぼに映る青空を撮りたかった)

* * * 

今日は合鴨の「放鳥会」(ほうちょうかい)。
ヒナたちを田んぼに放す日。

山田農場の一年・六月(合鴨のヒナたち-9)
 
軽トラの荷台で出番を待つ合鴨のヒナ。
(アヒルの子も10羽まざっている)

山田農場の一年・六月(合鴨のヒナたち-1)

フワフワしてて、めちゃくちゃ可愛い。
鼻の穴がチャーミング過ぎる。

 

ピイピイ鳴いてる(上動画)。 
まだ生まれて3、4日。

この「放鳥会」は今年で8年(回)目。
山田農場さんの恒例行事とのこと。

今日は農場の応援者、仲間、スタッフさんが集まった。
その数約25名。

ところで山田さんの田んぼ。
植えられている稲の数が少ない。

山田農場の一年・六月(山田さんの田んぼ-2)

こちらが山田さんの田んぼ。

山田農場の一年・六月(近所の田んぼ)

対して近所の田んぼ。
植えられている稲の密度が全然違う。 
見比べるとよく分かる。
(生育状況も違うから単純比較は出来ないとして)

化学肥料や農薬に頼らず、自然の力や循環を利用して作物を育てる山田さん。
太陽の光が一本一本により当たるように、一般的な田の約半分の密度でしか植えないそうだ。
それでも収穫量は他よりも多いことがあると言う。

山田農場の一年・六月(山田勇一郎さん)
 
そんなことを説明くださる山田さん。
言葉の節々に、合鴨への愛が感じて取れる。

山田農場の一年・六月(参加者の皆さん-1)
 
じゃあ、みんなで合鴨を放そう!
ということで田んぼの中へ。

一人ひとり、ヒナをそっと手で持ち。
せーの...

山田農場の一年・六月(参加者の皆さん-5)

それっ!
なんだか面白い光景。

山田農場の一年・六月(参加者の皆さん-2)

山田農場の一年・六月(参加者の皆さん-3)

山田農場の一年・六月(合鴨のヒナたち-3)

人の手を離れたヒナたち。
一斉に田んぼの中の虫を探す。
タニシの子が大好物だそうで、ミジンコやクモなどを食べる。
田んぼの害虫を食べてくれる。

さらには足を掻いて泳ぐことで、田んぼが常に耕される。
雑草も生えにくくなると言う。
合鴨はとても働き者。

山田農場の一年・六月(合鴨のヒナたち-2)

頭を泥だらけにしながら。
可愛いなぁ。

山田農場の一年・六月(合鴨のヒナたち-4)

合鴨は群れで動く。
みんな、同じ方向に固まって進む。 

山田農場の一年・六月(合鴨のヒナたち-5)

黒っぽい子がいた。

山田農場の一年・六月(合鴨のヒナたち-6)

体をポリポリ水かきで掻いたり。

山田農場の一年・六月(合鴨のヒナたち-7)

体が冷えたか、ブルブルしてみたり。

山田農場の一年・六月(合鴨のヒナたち-5)
 
この田んぼが合鴨たちの家になる。
彼らは田んぼの住人であり、番人とも言える。

7月末、体重が1㎏ほどになるまでここに住む。
(カラスやタカ、ネコ等の外敵を避けるネットや網を厳重に張る)

それから畑にお引っ越し。
最終的にはお肉として頂くことになる。
合鴨農法だけれど、畜産業でもある。

お米を作る手助けをしてくれて、
貴重な食糧にもなってくれる合鴨たち。

また大きくなった彼らを見に来ようと思う。
たくさん食べて、元気に育ってほしい。

* * *

放鳥会のあとは、みんなでお弁当タイム。
田んぼとヒナたちと青空を眺めながらランチ。

山田農場の一年・六月(参加者の皆さん-4)

この辺りはとてものどか。
天気も良く、気持ちいい。

山田農場の一年・六月(カフェウフ。さんのお弁当)
 
北習志野のカフェ・ウフ。さんのランチボックス。
山田農場の野菜をいっぱい使ったご飯。
美味しかったです。ごちそうさまでした。