上野に行ったとき。
ちょっとだけ寄り道をした。
動物園を目指し上野公園を歩いていて、
たまたま面白そうなものを見つけた。
「上野東照宮ぼたん苑」
立て看板によれば、冬の牡丹が見頃らしい。
牡丹の花か...ちゃんと見たことがないなぁ。
観たい.......。
でも早く帰らなければならないし。
まっすぐ動物園に行くべきだろう。
しかし理性とは儚いもので。
ウキウキしながら「ぼたん苑」の切符を購入。
* * *
中はこんな感じ。
和風の花壇に牡丹が植えられている。
ワラの屋根で覆われているのは、非常にデリケートな花だからだろうか。
「己」の字の形に道は続く。
進んで左に曲がり、また進んで今度は右へ。
歩きながら、心惹かれる一輪を探す。
まず目に留まったのがこちら。
無造作な形、微妙な色合いが素晴らしい。
牡丹には気品がある。
華美でいながら上品。
菊のように、品評会も行われているのかな。
白は爽やか。
すごい花びらの数。
屋根の影響で日陰になってしまうのが残念。
これはミツマタ(三叉)。
花はまだ咲いていなかった。
うねうねと伸びる枝の形が特徴的。
日本の紙幣(お札)はミツマタから出来ている、と隣の人が教えてくれた。
再び牡丹。
「トサミズキ」という種類。
濃いピンクに白の絞りが入り美しい。
アップにすると花びらの質感が良く分かる。
なんとなくアイスクリームを思わせる色合い。
そう言えば「牡丹雪」は牡丹の花びらから来てるんだ。
水仙が生えていたので、その葉っぱを前ボケに。
イマイチ。もっとバランスを考えたかった。
これもいいなぁ。
見終えて外に出て、初めて上野東照宮の存在に気づく。
金ピカでなかなか立派だが、今日は脇役になってしまった。
ごめんね。
* * *
駆け足ながら冬の牡丹を満喫。
たまには寄り道、してみるもんだ。
上野公園内、上野東照宮ぼたん苑。
冬・寒牡丹の見頃は1月~2月中旬。
4月中旬~5月上旬には「春のぼたん祭」が開かれるそう。
「百花の王」と言われる牡丹の名所。
花好きの方は宜しければチェックしてみてください。
ツイート
コメント