家に帰ると、机の上に栗が置いてあった。
どうやら戴き物らしい。
 
栗の調理は少し面倒くさい。
でも、やっぱり食べたい。 
面倒だからこそ美味しい秋の味覚。

今回は「渋皮煮」に初挑戦。
去年友人が作っていて、良いなと。

レシピはこちらを参照。
→“秋の黒い宝石♡簡単基本の栗の渋皮煮

* * * 
鬼皮が剥けました。
 
まずは鬼皮むき。
今年は栗の皮むき器を購入。
これはとてもオススメ。
包丁でやるのとえらい違い。

多少は渋皮がむけてしまっても気にしない。
モシャモシャが残ってもOK。
茹でてふやければ比較的簡単に取り除ける。

「10分煮る→湯を捨て水で洗う」を3回繰り返す。
渋みを抜くのに重曹を使う。

さらに10分煮る。また水で洗う。
最後に砂糖を加えて20分煮詰める。
冷まして味をしみこませれば完成。

作業は単純だけれど、時間が掛かる。
神経も遣う。
茹でた栗は柔らかく、そーっと扱わないと割れる。
実際に3個ほど割れてしまった。

栗の渋皮煮2015秋‐3

できあがり。
先のレシピほどつるっとは出来なかったけど...
初めてにしては上々の仕上がり。
栗(渋皮)自身の色でこんなに茶色く染まるのが、なんだか凄い。

1粒食べてみてちょっと感動。
栗の香りと旨味がギュッと詰まっている。 
手間を掛けた分、美味しくできた喜びひとしお。

栗の渋皮煮2015秋‐4

すぐに義母におすそわけに走った。
美味しく食べてもらえたかな。 

栗の渋皮煮パウンドケーキ-1

つまんだ残りはパウンドケーキに。
もう少し“しっとり”作れたらいいのだれど。
また色々研究してみよう。

シンプルであること。
真心と必要な手間を掛けること。
美味しい料理のコツなのかもしれない。

初めての渋皮煮づくり。
まずまず成功でした。