スクールガードに参加して約2年が経ちました。
何それ? はまず写真で解説します。
こちらがスクールガードです。
どうでしょうか。
頑張って自撮りしました。
こじゃれ感と機能性を兼ね備えたネオンイエローのキャップ、光を反射してまばゆく輝く腕章。これがスクールガードの証です。「防犯」の2文字に、誇りと責任感が凝縮されています。
実際の活動風景の写真もあります。
(広報用に許可を得て撮影)
スクールガードとは、主に小中学生の登下校を見守るボランティア活動です。学校周辺や通学路に立ち、犯罪から子どもたちを守る役割を担っています。船橋では市として活動が行われています。
【船橋市のスクールガード事業に関する記載】
このボランティア活動、誰かに頼まれたわけでもなく、「やってみようかな」と軽い気持ちではじめました。参加してみると予想以上に楽しく、無理なく続いています。
今回の記事では、僕がスクールガードになった経緯や、参加して感じたことを書いてみます。
スクールガードに参加した理由
- 小学生(特に低学年)のひとり歩きが心配だったから
- 高齢者だけに頼りっぱなしなのが疑問だったから
まずは1。近所を小さい子がひとりで歩いているのを見て、日々不安を感じていました。事務所の近所は日中人通りが少なく、事件や事故に巻き込まれたら……といつも心配でした。
せめて通学中だけでも見ている大人がたくさんいれば、少しは安全になり得ます。実際に、事務所の周辺でも何度か不審者が出ています。「見ているぞ」と犯罪の抑止力になることが目的です。
次に2。ずっと、スクールガードは引退した高齢者がやるものだと思っていました。「ありがたいなあ、でも自分にはできないな」と先輩方にまかせきりでした。
でも、子どもの見守りに年齢なんて関係ない。できる人ができるときにやればいい。なるべくたくさんの目で、危険を起こさせないようにしよう。そう考えて参加しました。
スクールガードが朝のルーティンに
僕は朝の登校を見守っています。
朝7:30〜8:05過ぎの間、事務所のすぐ下に立って学校へ向かう子どもたちに「おはよう〜」と声を掛けています。もちろん、最初の写真の格好で。
横断歩道も信号もない見通しの悪いT字路で、スピードを出して走り去る車も多くいます。特に1、2年生は飛び出すこともあるので、よーく見ています。
朝早くからの撮影や出張があると参加できません。でも、可能な限り帽子をかぶって通学路に立っています。
スクールガードを終え、朝食を済ませ、仕事に取り掛かる。そんなルーティンがすっかり定着しました。子どもの元気な姿を見ると、何だか少し仕事もはかどるような気がします。
知らない子どもが「近所のあの子」へ
参加して一番良かったのは、近所の子どもたちと顔見知りになれたことです。
通学中以外でも、会うと挨拶をしたり声を掛けてくれる子が増えました。顔見知りの関係は犯罪防止に役立つだけでなく、地域で過ごしている実感を強くしてくれます。
朝歩いていくのは子どもだけではありません。高校生や社会人とも多く挨拶を交わします。みんな近所の人です。休日に家の前で会うこともあります。スクールガードをしていなかったらほぼ全員が赤の他人だったと思います。
「ああ、芝山っていいなあ」と改めて思えるようになりました。スクールガードがもう一度、自分の目を住む町に向けてくれたように感じます。
知らない子どもがいつしか「近所の知っているあの子」になりました。子どもたちの声が、町を生き生きさせてくれているんだな〜
若い世代のスクールガードが増えたらいいなあ
参加している芝山地区のスクールガードのなかでも、自分は最若手です。40歳が一番若いだなんて……。働いている世代の仲間が増えてくれるといいなと思っています。
好きな日にできて、時間帯も選べます。テレワークや在宅ワークの方ならできるかもしれません。僕のよう子どもがいなくても参加できます。
とはいえ、まずは我が子のことが第一。家のお子さんのケアを十分に行ったうえで、余裕があれば……と書きながら、そのような人は少ないかもしれません。
自分が続けることに意味があると考えています。
いつも子どもたちに会うのが楽しみです。
50歳、60歳、おじいちゃんになっても見守りを続けることが今のところ目標です。
この記事が、わずかでもスクールガードの周知に役立ったなら、それだけで嬉しいです。
(おわり)
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