実家の庭に、立派なユズの木がある。
本柚子の木で、実がたくさんなる。

でも、食べきれずに
いつも育ち過ぎて多くの実が落ちて腐る。

もったいないなあ..と、毎年思う。
本柚子は、一般的に売られている花柚子よりも
大ぶりで種も多いが香りが良い。

ここ何年かは柚子酒にして飲んでみたが、
自分は甘い酒が好きでない。

今年はどうしようと考えて、
ポン酢が手作りできると聞いたのを思い出す。

ウチでもポン酢を作ってみよう。
思い立ったが吉日で、さっそくやってみた。


作り方は簡単・材料もシンプル


調べてみれば、
ポン酢の作り方はとてもシンプル。

和食作りで頼りになるのが
白ごはん.comのレシピ

丁寧に作る和食の基本が
分かりやすく書かれているサイト。

材料は柚子、醤油、かつお節、昆布のみ。
柚子果汁と醤油を同量で混ぜ、
かつお節と昆布を加えて一週間寝かせる。
寝かせた後、ザルで濾せばできあがり。

柚子8個で、絞れた果汁は約150ml。
意外と少ないなあ。
買ってやるとなると、高くついてしまう。

しかし、タダで柚子が手に入るとなれば、
やらないわけにはいかないのである。

自家製ポン酢

一週間寝かせて出来たもの。
どんな味がするのだろう。


食べてみる


ポン酢の味が一番楽しめる料理。
なんだろうと考えた。

やっぱりシンプルに。
鶏の水炊きが良いか、という話になった。

鶏の水炊き

我が家の定番。
そして自分も一番好きな鍋。

鶏ガラと昆布を一時間煮出し、
醤油・塩・みりんで味を整えたスープ。

千切りの柚子をたっぷり入れるのも
この季節ならではの贅沢だ。

肝心のポン酢はといえば、
ふわわっと華やかな香りがした。
生のにおいがする。

少々香りが立ち過ぎる感じもするけど
日が経つとまた落ち着いてくるらしい。
その変化もまた、手作りの楽しさだと思う。

...


お腹いっぱいで眠くなってきた。
ポン酢が主役になる料理、
ほかにもいろいろ考えてみよう。