初めてこのトマトを食べたとき、驚いた。
野菜というよりフルーツだった。

なんだこれ。めちゃくちゃ甘い。
味だって、ぎゅうっと濃い。
とにかく美味しいトマトだった。

頂きものだったのだけれど、
どこのトマトか気になった。

ふーむ、三須(みす)トマト農園
どれどれ、ウチから近くじゃないか。

どうすればこんな美味しいトマトができるのだろう。
直接、聞きにいってみようかな。
ついでにトマトも買っちゃおう。

農園に行ってみることにした。
向かったは船橋市印内。
西船橋駅から歩いて15分ほどのところ。


三須トマト農園を訪ねて



船橋市・三須トマト農園‐2

やって来ました、三須トマト農園。
上の写真は直売所。
小さな道の駅みたいだ。

船橋市・三須トマト農園‐5

お店の前には広い駐車場を完備。
車で来ても大丈夫。

船橋市・三須トマト農園‐4

すぐ隣は畑。
トマトは、すぐそばの温室で大事に育てられている。

船橋市・三須トマト農園‐3

それでは、中へ。
お邪魔します。

船橋市・三須トマト農園‐1
 
農園主の奥様と女性スタッフさん。
お二人が迎えてくださった。
店内奥では袋詰などが行われている。

棚に並ぶさまざまな種類のトマトのこと。
奥様が丁寧にいろいろ教えてくださった。
それぞれ皮の厚さや味わいが異なり、向く料理も異なるらしい。

「こんなのもありますよ」

見せてくださったのは一枚の紙。
トマトのパウンドケーキのレシピ。
おいしそう。帰って作ってみよう。

そうだ、大事なことを訊かなくちゃ。

“なぜ、こんなに味が濃くて甘いトマトができるんですか?”

「そうですねえ、太陽の恵みをいっぱい受けているからでしょうか。トマトの赤はお日様の赤なんです」

そう。商品名は「トマトのめぐみちゃん」。
きっと、研究と工夫と愛情の賜物なのだろう。
なるべく農薬を使わず育てられているそうだ。

お話を伺う間にも次々にお客さんが入ってくる。
どんどんトマトは売れていく。

親子三代で来ている人もいた。
家が近くで、よく買いに来るらしい。

三須トマトのファンの中には、飲食店の方も。
例えば京成西船駅前のカジュアルバー・凪さんでは、こちらのトマトを使った料理が提供されている。

さて、どのトマトを買うか迷う。

船橋市・三須トマト農園‐6
 
だから、ほぼ全種類を買ってみた。
しばらく我が家ではトマト料理が続きそう。



トマトのパウンドケーキを作ってみる



トマトのパウンドケーキ。
頂いてきたレシピの紙をもとに、作ってみる。

カボチャじゃないのだし...
野菜のパウンドなんて美味しいのだろうか。
特にトマトには青みと酸味がある。

でも、「農家のレシピ」だ。
信じて作ってみた。
結果として正解だった。

船橋市・三須トマト農園‐7(アイコ)

使うのは「アイコ」という品種。
火が通っても張りのある皮の食感が残る種類。

船橋市・三須トマト農園‐8(トマトのパウンドケーキ)
 
生地に刻んだミニトマトを混ぜ込む。
ほんのりピンク色になった。
スライストマトを並べたのは僕のオリジナル。

焼きます。
180℃のオーブンで1時間。
(ウチのレンジは火力が弱い)

船橋市・三須トマト農園‐9(トマトのパウンドケーキ)

できました。

船橋市・三須トマト農園‐8(トマトのパウンドケーキ)10

しっとり、ふわふわ。
いい感じで焼き上がった。

食べてみて、またまたびっくり。
わお、美味しい。

熱が通ってトマトの甘味が、より引き立つ。 
あとから酸味がほんのり。嫌な青臭さもない。 

家族にも好評だった。
(甘くて)トマトとは思えないよね、との談。
調子にのり、ご近所さんにもおすそ分けした。

 

三須さんのトマトで、夕飯を



お菓子にだけじゃもったいない。
三須トマトづくしの夕飯を作ろう。
新鮮なうちが、一番いい。

・プチトマトのパスタ(ソースと具に)
・ミモザサラダ(トマト入り)

作りました。

船橋市・三須トマト農園‐11(プチトマトのパスタ)

本当に、どんな料理に使っても一味違う。
しみじみおいしい。

...

トマトがお好きな皆さま。
お近くをお通りの際は、お立ち寄りください。
近くで買える、匠のトマトをぜひ。


西船橋|三須トマト農園(直売所)



■住所 船橋市印内3-37-30
■営業 9:00~17:30
■休み 火曜日
■電話 047-404-2650
■web  http://misu-tomato.jp/tomato
■ほか 駐車場あり