千葉県香取市、佐原(さわら)。
「小江戸」の名で知られるこの地は、
情緒あふれる古い町並みが残る場所。

4月末だったと思う。
仕事で初めて訪れて、
「また休日に撮り歩きに来たい」
そう思った場所だ。

先の嫁入り舟を見る前に、
佐原の町を観光的に歩いてみた。

小江戸の町並みを小野川沿いに歩く


朝8時。
観光客はほとんどいない。
地元の方が犬を散歩しているくらい。

脇に入ると面白い店がたくさんありそう。
でもまだ開いていない。

そんな時もあるか、ということで
小江戸の代名詞とも言える小野川に沿ってのんびり歩くことにした。

水郷佐原・小江戸の街並み-1

本日のファーストショット。
とにかく空がきれいな朝だった。

水郷佐原・小江戸の街並み-2

誰もいない道。

水郷佐原・小江戸の街並み-3

郵便ポストの赤がアクセント。

水郷佐原・小江戸の街並み-4

ふつうの家なのに、雰囲気ある。

水郷佐原・小江戸の街並み-5

雲の感じが良い。

水郷佐原・小江戸の街並み-6

宿。誰か泊まっているのかな。

水郷佐原・小江戸の街並み-7

静かな道をさらに先へ―

まるでジブリの世界



水郷佐原・小江戸の街並み-12

和菓子屋さんが開いている。
その先に目をやると...

水郷佐原・小江戸の街並み-8

地元の高校生らしき二人が前を歩いていた。
なんだかジブリっぽいな光景だと思った。

夏も間近に迫った日曜日。朝8時半。
駅から30分かけて歩いて学校へ行く二人。

部活だろう。
そして、演劇部と見た。

男子生徒は、たぶん部長さん。
そして女子生徒は1つ下の後輩だ。

とは言え彼女は先月、誕生日を迎えたばかり。
彼は11月生まれだから、
事実上は同い年である。あと5カ月は。

夏の大会に向け、
舞台稽古は苛烈を極めるこの頃。

そんな二人のいっときの癒やしが、
小野川沿いを歩く30分間なのだ。

帰りにはきっと、かき氷を食べるに違いない。
今どきの、ふわっふわのやつを。
それが抹茶ミルクであれば、なお好ましい。

(妄想おわり)

かえりみち


行って、帰ってくる。
方向音痴の自分は、これを基本にしている。

帰り道は、同じ道。
しかし、また違う景色が見えるからおもしろい。

水郷佐原・小江戸の街並み-13

家の前の植物がGood。

水郷佐原・小江戸の街並み-11

こんなクリーニング屋さん、はじめて。

水郷佐原・小江戸の街並み-9

味わいあるカメラ店。

水郷佐原・小江戸の街並み-14

サルの親子。

水郷佐原・小江戸の街並み-10

「ゼリー おいしいですね」

と、駅近くの和菓子屋さん。
素晴らしいコピーだと思った。

「ゼリー、おいしいですよ」でも
「おいしいゼリーあります」でもない。

何も強要しない。
でも、なんだか共感してしまう。
そうだよなあと。

親近感を持ってしまう言葉。
勉強になった。

ゼリーは買わなかった。

JR佐原駅

佐原駅に戻ってきた。
小一時間だったが、味のある景色を堪能できた。

次に来る機会があれば、
もう少しいろんな場所を歩いてみたい。