千葉市緑区の泉谷(いずみや)公園へ、ホタルを見に行った。
訪問は2016年6月4日(土)。

船橋でも、例年5月末に運動公園でホタルの鑑賞会が開かれている。
だけれどこちらは、ケージ(おり)に入ったホタルだし、列になって歩いて鑑賞しなければならず、撮影は難しい。

泉谷公園では、じっくりホタルを撮れる。
おりの中ではない、文字通りに羽を広げたホタルを。
いいと思う。

いざ、泉谷公園


公園はJR外房線の鎌取駅から徒歩15分。
鎌取駅へは、船橋駅から電車で30分弱。
外房線直通に乗れれば、一本で行ける。

鎌取駅前で地図を持ちながらオロオロ。
素敵なマダムが、道を教えてくれた。
良いまち、鎌取。
(南口と北口を間違えていたのだから致命的...)

無事に泉谷公園に着いた。
なかなか広い公園だ。

人の流れに沿って歩いて行く。
どうやらホタルは奥のほうにいるらしい。

泉谷公園・水生植物園-2

水生植物園を抜けて。
親子連れを中心に、多くの人が集まっている。

泉谷公園・水生植物園-1

アヤメやショウブが美しい時期。
ゆっくり撮りたいが、それはまた来週。

千葉市・泉谷公園のホタル観察スポット

水生植物園の突き当りが、ほたるスポットらしい。
ベテランカメラマンが三脚をセットしていたから、たぶん間違いない。

静かできれいな水辺。
ここに、大切に飼育されたホタルたちが放たれている。

隣にいたお母さんと話しながら、暗くなるのを待つ。
九十九里のほうでは、昔はいっぱいホタルが見られたそうだ。

日が暮れて、ホタルが姿を見せ始める


午後7時半くらいだろうか。
あたりが暗くなってきた。

「あっ!いた!」

男の子がうれしそうに叫ぶ。
えっ、どこどこ?

千葉市・泉谷公園のホタル20160604-3

奥のほうで、ぽうっとホタルが光った。
夜の闇がその濃さを増すにつれて、光の数も増えていく。

今回はオリンパスのカメラを使う。
カメラの中で合成(比較明合成)ができるのが、ホタル撮影にぴったりなのだ。

■カメラの設定

・ISO 800~1600(日の明るさに合わせて調整)
・F2.8(開放)
・シャッタースピード 10秒×合成枚数
・フォーカス マニュアル(明るいうちに合わせる)

千葉市・泉谷公園のホタル20160604-4

まずは一枚。
暗い中のピント合わせは難しい。

「わあっ」と思いながら撮っている。
これは生で見ると感動する。

千葉市・泉谷公園のホタル20160604-5

タテでも。
すうっとした軌跡が美しい。

千葉市・泉谷公園のホタル20160604-1

きれいだなあ。

千葉市・泉谷公園のホタル20160604-2
 
 1つ前の写真をトリミング。

千葉市・泉谷公園のホタル20160604-6
 
これは目の前をホタルが飛んだとき。
ピントが甘いけど、良かった。

長居をすれば、子どもたちの邪魔になる。
何枚か撮って、帰ろうと思った。

そうしたら、僕の三脚にホタルがとまった。 
「ほらほら、こっちから見てみて。お腹のところが二つに分かれて光ってるでしょ?」
なんて、知ったふりをしながら、男の子にレクチャーをしてみたり。
 
ホタルは、写真より実際に見たほうがずっと良い。
ふわあっと灯(つ)いては消えて。
素晴らしかったなあ。

「蛍のみちしるべ」、ライトップを同時開催


ホタル観賞最盛期の2日間。
蛍のみちしるべ」 が同時開催される。
2016年は6月4日(土)・5日(日)。

簡単に言えば、ホタルまでの道のりのライトアップ。
暗い道が、ロウソクでムーディに照らされる。

ロウソクはけっこうな数になる。
大変だったろうなと、しみじみ思う。

泉谷公園「蛍のみちしるべ2016」

階段になったところを撮ってみた。
30秒のスローシャッターで、人の軌跡がおもしろい感じになった。

いろいろ、楽しませていただきました。
来てみて良かった。

千葉市・泉谷公園のホタル


 ■会場 泉谷公園
■住所 千葉市緑区おゆみ野中央6-11
■見頃 5月下旬~6月上旬
■料金 入場無料
■アクセス JR外房線鎌取駅より徒歩15分
■参考 『ちば市政だより』2016年5月15月号・1面(PDF)
■問い合わせ 緑公園緑地事務所 ☎043-294‐2884