大して予定も無いゴールデンウィーク最大のイベント。
それが「一人フルマラソン」。
大会に出るわけでもなく、ただひたすら一人で42.195㎞を走ろうという企画。

中学1年生の時から走り続けている。
しかしフルマラソンを走ったことは無かった。
一度挑戦したいと思っていた。

でも、最近の大会は参加費が高い。
何と言うか商業主義的で、どうも。
「走る」ことはもっと純粋な行為であって欲しい。
(もちろん大会には大会ならではの楽しさがある)

なので一人で走ってみようと。
いつもの、近所の公園で。
ここなら車は来ないし、水飲み場もトイレもある。
もし倒れても、知ってるご近所さんが助けてくれる(はず)。

五月初旬の朝。
これくらいの気候が走るのに一番良い。
納豆ご飯を食べて、毎日走る長津川の遊水地へ向かった。

* * *
 
この公園は1周1.1㎞。
38周と400mで42.2㎞になる。
いつもは10周。
その4倍走れば良いだけだ。

ハーフに走り慣れていてもフルの距離は怖い。
「できる」と思って走り始めた。
安全を期して、いつものジョギングペースでゆっくりと。

10周まではいつも通り。
あと30周か...と思うと長く感じた。

20周を数えた。
大丈夫だ、いける。
しかし足の裏と膝が痛くなってきた。
ハーフの距離(21㎞)を超えた未知の世界。

30周目(33㎞)。
ゴールが見えてきて、体が軽くなった。
それでも全身がガタガタする。

辛い時は江戸の飛脚のことを考えた。
今のように良いランニングシューズも無く、わらじ一足で数十キロを走った江戸飛脚。
文句も言わず、彼らはひたすら任務達成のために走る。
そう思うと、弱音が頭をよぎるのが物凄くだらしなく感じられた。
ただ走るだけだ。

残り3周(38㎞地点)。
嬉しくなった。
ペースを上げて、ゴールした。

...

走り終わった後の方がキツかった。
体じゅうが痛くて、家に帰る1㎞の道のりがつらい。

完走!

3時間41分。
四時間を切れれば良いと思っていたので、まあOK。
大会に出た時は二時間台を目指したい。

ヨロヨロだった。立つのがやっと。
スーパーに行くにもしんどい。
ゆっくり走ったとは言え、フルマラソンは相当の体力を消耗するみたいだ。
冷たいビールが疲れた体にしみわたった。

* * *

走り終えて三時間は動けなかった。
ふと、風呂屋に行きたくなった。
普段は湯船に漬からないのに、大きなお風呂が無性に恋しい。
日本人だからだろうか。

新船橋の湯楽の里

新船橋の湯楽の里。

風呂嫌いながら、泡の出る湯船へ身を任せる。
全身から疲れが溶け出して行く。
今更だけどお風呂サイコー。
温泉に行っても5分で出る自分が、20分くらい浴槽につかっていた。

そして足裏マッサージまで頼んでしまう。
贅沢だよな...と思いながらも足がダルすぎる。
終わった後は、ビックリするほど足が軽かった。
しかし大会の参加費と同じくらいのお金を風呂屋で払うことになった(3,700円)。

やっぱり肉だなぁ。

そしてご飯はやっぱり肉。
疲れた体に、栄養補給。
(リ◯ビタンD?)
すっかり元気が戻った。

【まとめ】

・フルマラソンは標準的な人間の体力を超えたスポーツ
・でもやろうと思えば走りきれる
・ただし42.195㎞という距離をナメては危険
・意外とお風呂も良いもんだ
・マッサージは贅沢だが気持ちいい
・お肉おいしい

...

初のフルマラソン。
無事に完走できて良かった。
これで距離に対する恐怖感は克服。

次は是非大会に出たい。
上尾シティマラソンとか、佐倉健康マラソンあたりが良さそう。
いくつになっても、走っていたい。