【まえがき】

今回伺ったのはBar篠崎さん。
先の六月にオープンしたばかりのバー。

店長の篠崎さんとは縁あって既に何度かお会いしている。 
不思議な親しみやすさを持った人だ。 
初めて会うのに、初めてでは無いような。

そんな「話しやすさ」も気になって。
この度お邪魔してみることに。

船橋では数少ないオーセンティック・バー。
伝統的なスタイルのBar。

“この一杯、この一皿に人生をこめて”
そう話される通り、お酒一杯に驚くほどの手間を掛けるお店。 

少しの旨い酒と、少しの美味しい料理。
そんな大人の「飲み方」が出来たら良いな。
そう思わせてくれる場所だと思う。

帰りがけに一杯も良いし、しっかりご飯も食べられる。
お酒が好きなら男性には勿論、女性にもオススメです。

* * *  

京成西船橋駅から徒歩10秒

本日伺うBar篠崎さんは京成船橋駅の目の前。
駅から歩いて10秒、走れば5秒。
エレベータでビルの2階へ。
(左手前のグレーのビル)

お店の「シンボル」

扉を開ければ、目の前にはお店のロゴ看板と「シンボル」である謎のステッキ。
(この不思議な道具の秘密は後ほど)
後ろの壁は店長である篠崎さんの同級生が仕立てたもの。

Bar篠崎店内
 
席数は19。
敢えて席は少なくしたそう。
一杯一杯に時間を掛けられるように、と。

お酒の棚

Barなので、棚にはお酒がいっぱい。
なかなか飲めない希少品も少なくないとか。

旬のフルーツを使ったカクテルがウリです。

こちらのウリは「旬のフルーツを使った」フルーツカクテル。
季節によってメニューは変わる。
“余計なものはなるべく使わず、素材の味を生かした”お酒を提案。

こだわりのグラス

グラスにもこだわる。
疲れている時には負担にならないものを。
時にはラグジュアリーなグラスを。
ゲスト一人ひとりの、そのときの気分に合わせてグラスも選ぶ。

氷は全て手作り

氷だって一個ずつ手で削る。
その数、一日数百個。
氷ひとつでカクテルの味が大きく変わると言う。

篠崎新平さん‐1

早速カクテルを頂いてみる。
バーテンひとすじ十四年、篠崎新平さん。 
まずは桃を使ったカクテル。
全てオーダーを受けてから作る。

 篠崎新平さん‐2

流れるような見事な手さばき。
まるでビデオテープを早送りで見ているみたい。
バーテンって格好いい。

ベリーニ(桃のカクテル)
 
桃まるかじりな感じの「ベリーニ」。
果実のみずみずしさと、シャンパンの爽やかさ。
シャンパンは“ホントの”シャンパンを使用。

福井さん‐2

調子に乗ってもう一杯。
作ってくださるのはスタッフの福井さん。

幸水梨のカクテル

幸水梨のショートカクテル。
こちらもやはり「梨まるごと」と言った感じ。
いやあ、美味しい。

篠崎新平さん‐3

篠崎さんの華麗なパフォーマンス。
持たれているのは「ベネンシア」という道具(先の謎のステッキはこれ)。
高い位置から注がれたシェリー酒には空気が入り、口当たりと香りがより豊かになる。
(一連の動作は一瞬の出来事。お見事の一言)

切りたてパルマ産生ハム‐1

ごはん。パルマ産の生ハムを切って頂く。
ここでは「料理とお酒のマリアージュ」を楽しんで欲しいと話す。
“このお酒にはこの料理を”と、好みに合わせて最高の提案をしてくれる。

切りたてパルマ産生ハム‐2

程よい塩加減の生ハム。
比較的何にでも合う万能選手。
今宵はシェリー酒と。

スペイン産からすみ三種

珍しいパルマ産の「からすみ」三種。
日本酒が欲しくなるが、ウイスキーなんかでも良さそう。

自家製スモーク枝豆

枝豆、だけれど何とスモーク。
枝豆の燻製は初めて食べた。
塩茹でとまた違った風味。
洋酒に合う枝豆。

フォアグラの西京焼き

極めつけはフォアグラの西京焼き。
トロリとしたフォアグラ、西京味噌、ハチミツ、白ワイン。
特製ソースで。ごちそうさまでした。

...


スタッフの皆さん

目の前の一人に喜んでもらうこと。
一杯、一皿に最大限の気持ちを込めること。
本当の「美味しい」がある中で、世代や性別を超えた人の縁を繋げられる空間であること。
そんなお店でありたいと、篠崎さんは語る。

* * *

 ◆Bar篠崎(しのざき)

・住所 船橋市本町1-8-29 2階(伝説のすた丼のビル)
・電話  047-401-7511
・アクセス  京成船橋駅徒歩10秒/JR船橋駅南口徒歩4分
web (工事中/近日リリース)

【営業時間】

火~木  17:00~27:00
金・土     17:00~28:00
日・祝     16:00~25:00
※月曜休