レコードにまつわるエトセトラ、学んできました。

参加したのは「まちゼミ in 西船橋」。
街の色んな所が学びの場所になり、専門知識をプロに教わることのできる企画。 
フルネームは「得する街のゼミナール in 西船橋」。

お好み焼き屋さんで美味しい焼き方のコツを学んだり。
花屋さんでフラワーアレンジメントを体験したり。
ちょっと知りたいあんなことやこんなこと。
多種多様なミニ教室の数は全部で29。
 
僕が伺ったのはその中の「レコードの歴史に学ぶ音楽」。 
レコードのことは全く知らないけれど…
楽しく興味深いものだった。

* * *  

本日の講師はレコードの達人の御三方。

3人のDJ

“すごい人たちばかり”

と事前に聞いていて、緊張気味に向かう。
会場は西船橋の「おやすみ処かつしか」(大塚文具店となり)。 

飲み会?

着いてみると半分飲み会のような雰囲気で、ほっ。
ラフな雰囲気で気楽な感じ。
先生方も既に飲んでいる様子。

普段は決して目(耳)にかかれない機材で音楽を聴けるのも今日のポイントの一つ。

1964年発売の真空管アンプ

今も現役の50年前の真空管アンプ(音を増幅する機材)。
現在の価格で50万円もするシロモノ。
電子回路を使用していないため、修理しながら使い続けることができるのだとか。

自作のスピーカー

こちらは手作りのスピーカー。
音が出るのは一番上の小さな立方体だけ。
後の大部分の中には、回路が複雑に張り巡らされているらしい。
 
こんな珍しいセットで音楽を聴きつつ、講師の方々のディープな話を聴く。
レコードならではの豊かな音(ちがい)は、シロウトにも何となく分かった。

Pigeondust(ピジョンダスト)さん/トラックメーカー
 
トラックメーカーのPigeondust(ピジョンダスト)さん。
トラックは車ではなく、音楽のほう。
世界の様々な音楽の「カッコイイ一部分」を繋ぎあわせたりして曲を作るそうだ。

ソウちゃん

レコード好事家(こうずか)のソウさん。
なんと本業は研ぎ師。
研ぎ師…個人的に気になって仕方ない。
なお、本日のセットはソウさんの私物。 

 EKEさん

そしてDJ・EKE(イケ)さん。
レコード店のジャズ部門スタッフでもある。 
レコード所持数1万枚には驚いた。

インドかトルコのレコード

インドかトルコ(どちらか忘れた)のレコード。

とにかく話がマニアック。
でも面白い。

何故レコードから音が出るの?という話に始まり。
オリジナル(母国)版の存在。 
それぞれのレコードの選び方。
ジャケ買いのススメ。
デジタル化による冒険(偶然の出会い)の損失。
レコードと風呂に入る話。
などなど。 

ほんとにレコードが好きなんだなぁ。

「レコードはレコードである必要がある。」(EKE)

そう思う人がこうして沢山いる限り、レコードはなくならないんだろうと思った。 

KODAIさん作業中

そんな傍ら。作品を作るKODAIさん。
細かく切った毛糸を貼り付けて絵にしていくアーティスト。
(未完成の様で作品は伏せます)

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こんな感じの「街ゼミ in 西船橋」。
まだまだ西船のあちこちで開催しています。
ご興味のある方は街ゼミFacebookページを見てみてください。
面白いものが見つかるかもしれません。