料理の写真を撮る機会は多い。
誰でも一日2~3回は食事をするし、おやつもある。
なんだか、撮ってしまう。

せっかくなら美味しそうに撮りたいもの。
どうすれば旨そうに見えるかと考え続けてきた。

まだまだ下手くそだけれど。
「こうすればちょっと美味しそうに見えるかな?」
というポイントを前回に引き続きまとめてみる。

※前の記事:料理の写真を美味しそうに撮るための超簡単な4つのコツ

前回は「構図」の話。
今回は主に「明るさ」について考えたい。

* * * 

①明るめに撮る

次の2枚の写真、どちらがより美味しそうに見えるだろう?
全く同じ料理の写真。

マカロニサラダ比べ

僕の感覚では上の方がベター。
(上が露出+0.3/下が露出-0.7)

基本的に料理の写真は「明るめ」の方が美味しそうに見える。
暗いと色がくすんでしまう。
特に店内だと光が弱くて暗くなりがち。

白っぽいお皿の時は明るめが良さそう。
黒や色の濃いお皿の時は、やや暗めに撮っても画が引き締まる。
思い切り暗い(影のある)写真も格好いい。
ムーディなBarでカクテルを飲む機会があれば、暗めで撮りたい。
中途半端なのが一番勿体ない。

スマートフォンでも露出(明るさ)設定ができる。
僕のスマートフォン(sony)ではオートではなくノーマルモードにすると明るさが変えられる。

携帯でもデジカメでも、後から明るさを変えられる。
「ちょっと暗いかな?」という時は後から明るめに修正。
それだけで全然違う。


②太陽の光を利用する

やっぱり太陽の光は最高の照明。
やわらかい感じ、自然にできる影。
なるべく太陽の光で撮りたい。

自家製ミートローフと人参のサンドイッチ

特にランチ撮影の場合。
窓際の席を選ぶことが多い。


③タテ写真も試す


タテの写真が好きだ。
奥行きが出るように思う。
タテの写真も積極的に撮りたい。

特に相性がいいと思うのはパスタ・麺系。

パッタイ

パッタイ。7割くらい入れて、あとは切った。
パスタ・麺類は全体を収めなくても何の料理だか分かる。
全部入れないことで、ちょっと「それっぽく」見える。
ただ、写真に収める分量のバランスは難しい。


④器を生かす

器にこだわった飲食店は多い。 
家では絶対買わないでしょ、という類のお皿。
そういう時はやや離れて(引いて)、器の様子が分かるように撮るのもいい。

鰯と梅の和え物

楽膳さんの鯵と梅の和え物。 
大きく反った、太った三日月のような器。 

* * * 

①明るめに撮る
②太陽の光を利用する
③タテ写真も試す(全部入れない)
④器を生かす 

料理写真を撮るときの今日の4つのポイント。
(前回の4つのポイントはこちら)
あと一つ加えるなら、絶対にブレさせないこと。
ブレた写真は余りに残念。

もっともっと練習しないと。
また何か思いついたら、まとめます。