高根公団の笑かどさんに行ったとき。

「安藤さん、面白いものありますよ!」

店主の島田さんが何やら持ってきてくださった。 

手にしていたのは一個の卵。
フツーの卵。

「割ってみてください!」 

そーっとお皿に卵を落とすと…

トキワ養鶏の「こめたま」

黄身が白い。
(正確には薄いレモンイエロー)

驚いた。初めて見た。

黄身が白かったら、黄身と言えない。
しかし、白身とも呼べない。 

こちら、青森の「こめたま」と言う卵だそう。

黄身の色くらべ
 
左が今回の「こめたま」。右が一般的な卵。
比べてみると、黄身の色の違いがよく分かる。


なぜ黄身が白いのか?

訊いてみるとニワトリのエサに秘密あり。
「こめたま」を産んだニワトリは
日本のお米を食べて育てられているそう。

白いお米をで育ったから、産む卵の黄身も白い。
納得。

つまり。

図解

こんな感じ。
(手書きイラスト久々に登場)

いつも食べているオレンジ色の黄身の卵のニワトリは
主にパプリカなどを食べているとの談。


青森「トキワ養鶏」さんの取り組み、こめたま。

ニワトリをお米で育てると何が良いのだろう?
 
一番は日本の(飼料)食料自給率の向上。
輸入のエサではなく、日本でとれたお米をエサとして使うことで
国内の食料自給率を上げる。

どこから入ってきたか分からないエサを食べたニワトリの卵より
日本のお米で育ったニワトリの卵の方が確かに安心。

* * *

黄身が白い卵を使うと、色々と楽しいものができる。 

白い卵焼き。
白いオムライス。
白いホットケーキ。

なんだかおめでたい。

(笑かどさんで近日中に「白い卵」メニュー登場とのこと)

「こめたま」のふるさと青森県では、
白いバームクーヘンがお土産として売られているとか。

白いバームクーヘン-001
(写真はこちらのサイトより)
 
本当に白い。

* * *

この日、笑かどさんで「こめたま」の卵かけご飯をいただいた。

こめたまご飯

薄い黄色の卵かけご飯。
笑かどさんでは船橋の5つ星お米マイスターの選んだお米を使っている。 

作り手の顔の見えるご飯。
国産のお米から生まれた卵。

これだけで贅沢だと思う。
醤油をちょいとたらして、一気にかきこんだ。

さらりとしていながら、しっかり卵の味がした。


お米が好き。
朝は絶対、白いご飯。

白いご飯の朝食

ほかほかご飯。味噌汁。少しのおかず。 
十分だと思う。

今日も感謝していただきます。