今日9月9日で夏の電力制限がひとまず終了となります。
東電管内で15% の節電を義務づけたもの。

なんとか乗り切った…
心配していたほどではなかった…

ホッとしている方も多いと思います。
特に企業においては。

しかし楽観視はできません。
勝負はこれからという認識です。
よかった点、改善すべき点を身近な目線で整理します。 

* * *

容易ではないにせよ、よかった点もありました。

一番は人が真剣にエネルギーに向き合う機会になったこと。
今まではどこかで“なんとかなる”と私含めて考えていた気がします。
新技術が出てくるさ、と。
(私はそうでした)

今はそうはいきません。
一人ひとりがエネルギーとは何か。資源とは何かという現実に直面しています。
それは聞こえのよいエコからの脱却。

また、働き方の自由度が認められたのも素晴らしいことです。
あれ?意外に家でもできる!
もっと有効に時間が使える!
地元で働くことが見直されている中、追い風です。
さらに多様な労働スタイルが出てくるかも知れません。

3つ目は消費の新しい可能性が見られたこと。
例えばこちら。

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品切れ続出でした。
ほかにもグリーンカーテンのキットは軒並み完売に。
「涼やか」グッズもよく売れました。

実際の効果はそうではありません。
事実、私もゴーヤに水をやるときは、かえって炎天下にさらされていました。

しかし人は、「節電への貢献・涼という見た目・昔ながらの暮らし方」を買ったのだと思います。
モノ溢れと言われて久しい時代。
理由があれば人は買う。
チャンスはまだまだある。
常識や当たり前を問い直すことで、マーケティング上のチャンスが生まれます。

決して“食い物にする”という感覚ではなく、機会を探す。
そのキッカケになった夏。

* * *

一方で多くの我慢を強いることにもなりました。

15%削減。
一人が、一企業が何をどれだけ行えば目標を達成できるのかが見えない。 
従って、やりすぎるくらいになってしまう。

誰にも正解が分からないのですから仕方のないことです。
リスクは最小に抑えねばなりません。 
後から「ああすれば良かった」はいくらでも言えます。
次にどう生かすかが重要です。

屋内で熱中症で倒れた方が多くいらっしゃるのは記憶に新しい。

企業でも平日が休みになったり、営業時間がズレたり。 
個人の目線では、子どもの送り迎えや夕食などのライフスタイルにも大きく影響してきます。
慣れるまで大変。
その影響は、それぞれの会社がしっかりと分析した方が良いと思います。 

多くのお祭りや花火が控えられたのも寂しかった。
夜間の電力には余裕がありました。
ましてや外に多くの人が集まる方が節電でも消費でもプラス。
なによりにぎやか、ポジティブになれる心理的な効果は大きいもの。

お祭りが稼ぎ時の業者さんの生活にはどう影響したでしょうか。
花火屋さんの暮らしは?

自粛の流れが残っていたとはいえ、考えるべき点が多く残っています。

* * * 

脱原発を越えて「原発ゼロ」まで話にあがっています。
本当に大変なのはこれから。

今までの価値観やライフスタイルを問い直し、
なるべくストレスがかからないような工夫をと考えています。
やらなければならないならば、前向きに。

http://blog.livedoor.jp/ando_shinsaku/archives/3529973.html