前編に引き続き、あいよ農場さんでの田植えツアーをレポします。

皆で田植えをした後は野菜モリモリの宴!
豊作を祈り、あいよさんのメンバー、田植え参加者、農大生ほか食に携わる方々…
年も背景も様々な仲間があいよベースに集合です。

庭でヒロトくん&ももちゃん(千郷さんのお子様)と遊んでいたのですが、
子ども以上に待ちきれない私。

「キャベツも切るのー?」 
家の中から聞こえてくる楽しそうな準備の声。
バタバタと準備に走る環さん(あいよメンバー)。
何かの焼けるいい匂いがフワ~っと漂ったならば、中を覗かずにはいられません。

お邪魔しまーす!

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無農薬野菜のサラダを作る女性陣は、千葉のマルシェの出店者。
オリーブオイルと塩だけの味付けだからこそ、野菜の甘味・旨みがよく分かります。
ついつい、味見し過ぎました。美味しいから仕方ない! 

野菜焼きそば、菜の花のおひたし、ぜんまいの煮付け…どれも大好物!
文字通り盛り沢山の大ごちそうに目移りするばかりです。
話すの(と飲むの)に夢中になり、料理の写真が撮れなかったの悔やまれます。
これは9月の収穫祭の時の課題にします。 

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あちこちで油を売っている間に日も暮れて…
おぉ、銭湯組も帰ってきました。

待ちに待ったこの時!
志野さんのご挨拶のあとにむろサンから

乾杯! 

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なんと60人でのカンパイ。
参加者のご家族も続々集まり、あっという間に部屋はいっぱいになりました。

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あいよベースと言っても一軒家。
外まで人が溢れます。

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庭でバーベキューしながらもまた楽しい。
あちこちに顔を出し、より多くの人と話せるシステムですね。


私はだいたいメインテーブルで千郷さんファミリーと飲んでいました。
もちろん子どもも一緒です。
一緒にはしゃいで叱られる場面も(笑)
毎度ですが、私は「子どもがいても安心してお酒が飲める空間」が好きです。
(居酒屋に子どもをつれていくのがイイ、というわけではありません)

千郷さんご夫婦もまた「人を呼ぶ人」だと感じました。
入れ替わり立ち代わりで人がやってきます。
学生さんとも大盛り上がりでした。

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千郷さんのユーモアとキョウコさんの的を射たアドバイスの組み合わせ。
心から笑わせて頂きました。
終始爆笑の渦。
いや~笑った笑った。幸せです。

学生さんたちも負けていません。

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常々感じることですが、事実貢献意識の高い学生さんが増えました。 
「食の意義と食物を巡る国際競争の行方」
なんて20歳のときには思いつきもせず…下げた頭が上がりません。 

何かをしようと考えたとき、 「価値観を同じくする学生さんと一緒にできることはないか?」
という視点も持とう!と決めました。

特に地域活動では重要
若いからこそのパワーがあります。
何よりも社会的役割を早く果たしたいという想いが強い
本業優先なれど、「学生さんが活躍する場を創る」ということも地域貢献につながると思います。

自分が動く。学生さんも動く。

学生さんとの対談については「食とはfood(風土)である」という結論で〆ました。

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志野さんとのトークも書いておかねばなりません。

今回の参加の大切な目的に「お礼」がありました。
実は志野さんに1つお願いをしていたのです。
順を追って説明します。

①被災地に炊き出しに行かれているイタリアンレストランのオーナーさんから
 「捨てるような野菜を提供している農家さんを探している」とのご依頼あり。
安藤維佐子さん経由
 
②直感的に「志野さんなら何とかしてくれるかも!」と思いつく。

③即OKの連絡あり!早速レストランのオーナーさん⇔あいよさんで打ち合わせ頂く。

④さらに仲間の農家に呼びかけ、今も賛同者が増えているとのこと。 

間違っていませんでした。
これからの農業を伝える活動、風評被害との戦い、組織による農のマネジメント
人間味ある新しい農業を実践される彼なら、できないにせよヒントは下さると信じていました。 
ただただ感謝です。 

せっかくなら!
と、先のレストラン「スクニッツォ!」さん×あいよさんで
有機野菜だけを使ったイタリアン&ワインパーティー
をやりたいと提案してみました。

お二方にとってメリットがあって、来て楽しい。
今の農業の問題は何か?まで美味しく学べる場になれば最高! 

志野さんも「いいですよ~」と仰って下さったので、いよいよ楽しみです。
決まりましたら報告します。 

あれこれ話している間に酔いも周り、朝方の私は0時を前にして充電切れ。
学生さんに体力との差を見せつけられた次第です。

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若干の頭痛に悩まされながらも、4時起床。
一日のうちで最も好きな夜明け前の「曙」、ここまで来て見逃すわけにはいきません。
そろりとふすまを開け、お楽しみの散歩タイム。
当たり前の景色がいつもより美しく見えます。

30分ほど歩くと、お日様が登ってきました。

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朝になると、田んぼもまた違った表情を見せます。


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麦畑も朝日を受けて輝いています。

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雲ひとつない青空。
めいっぱい清々しい空気を吸い込んだ90分。 

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たった一泊なのに、書きながら思い出すと随分長くいたように感じます。
今回はこれであいよさんともお別れ。
また海に行きがてら、ちょくちょく顔を出します。

帰りは東金市場裏の日曜朝市に寄ってお土産調達。
地元の農家さんが軽四を直接乗り付けて直販売します。

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マルシェに行きたくなりました。 

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あいよさん、木村さんご一家、小関さんご夫妻、参加者の皆様-
今回もまた素敵な時間を過ごすことができました。
ありがとうございます!

「食」や「自然」という同じ価値観をもつ方々と美味しいものを食べ、酒を飲み、笑って話せる。
当たり前のことだと思いがちですが、実に幸せなことです。
野菜を食べられるのも農家さんがいてこそ。

さらに言えば自然のバランスがとれているから。
忘れがちです。
感謝の気持ちを忘れてはなりません。

頂きます!

この一言の持つ意味…考えさせられますね。

(前編はこちらです)