私と同年代、近い世代の方から多く伺うご意見です。
正社員の共働きならば子どもができるまで生命保険は必要ない。

保険に正解はないのですが、正しいと思います。
子どもの養育費の準備は不要です。
これは別の言い方をすれば

もし自分に何かあっても、奥さん(パートナー)は一人でやっていける。

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確かに女性の雇用者数は増えています。

しかし、問題も少なくありません。

・非正規雇用の割合が高い(男女合計の7割)
・男性との待遇格差
・出産、育児中の就業率低下と再就職

特に25歳~40歳の間の就業率が低く、下図のようにM字カーブを描きます。

無題 

つまり、子育てしながら働ける環境の整備が課題ということですね。
大企業中心になっている支援体制を中小企業にも広げねばなりません。
保育園の整備だけでは間に合わないと感じています。
地域のつながりの役割も増す(取り戻す)のではないでしょうか。
 
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さて話がズレましたが、
本当に奥様も働いている=保険はいらないのでしょうか。
確かに高額の生命保険は不要なケースが多いです(お客様の価値観によります)。
しかし、パートナーと二人で暮らすにあたり、どんなリスクがあるのかを考える必要がありますね。

例えば病気で長期間働けなくなった時。
健康保険から傷病手当金 は支払われますが、給与は2/3になります。
もらえる期間も最長1年6カ月と、永遠ではありません。
長期化するようであれば、転職の可能性も出てきます。

このようなリスク対策意識の高まりから、
医療保険(治療・入院費)のニーズは増えていると言えます。

また、賠償責任やスポーツ保険など
「自分ではなく他人へ被害を与えてしまったときのこと」
をしっかり考える方が多くなっているのも事実です。

冒頭の生命保険の話に戻ります。
何千万もの保険金が全ての方に必要だとは思いません。
入社したての新入社員さんに、特約モリモリの異様に保障額の高い商品を
オススメするのはどうなんだろう…と思ってしまいます。

勿体ないのは面倒ゆえに「そのまま」にしてしまうこと。
「よく分からない」をなくしたい!

「これが今のベストだ!」と自信をもって仰って頂けるようなプランを
一緒に考えて行きたいと思います。