『もしドラ』についてのプチ・レクチャーをさせて頂きました。
著者の岩崎夏海さん(写真)が、地元日野市のイベントに出演されるとのこと。
地域の商工会議所の50周年記念「ママと子どものファッションショー」の審査員だそうです。














一冊ちゃんと読んで予備知識を入れておこう!という司会の鈴木さんの真摯さに心動かされ-
当日の下準備として、「ドラッカーとはなんぞや?」を私なりにお伝えさせて頂きました。
岩崎さんが子どものファッションかー(笑)などと想像しながら、ミスタードーナツで語らいました。
ドラッカー氏の哲学をお伝えするだけでは体屈ですので、ちょっと違う視点の内容に。
ポイントは2つです。

1.ゲストでいらっしゃる岩崎さんが喜ぶ話の流れ・質問は何か?
2.なぜ『もしドラ』はこんなに受け容れられたのか?
3.(司会の)鈴木さんの事業は何か


1.岩崎さんが求めるものは何か

岩崎さんにとって、今回のイベント参加の目的は「地元への貢献」。
出演することに意味があるのですが、来て頂く側としてはノーギャラで恐縮、です。
それなら何か岩崎さんの役に立つことを!という素敵なお考えです。

(1)ドラッカー認知度UP⇒書籍や映画・ドラマへの興味UP⇒岩崎さん喜ぶ
(2)ドラッカーに触れる⇒市民の方が氏に触れるきっかけ⇒一人ひとりが地域や仕事を考える新しい機会

つまり、氏を知って頂くことが、岩崎さんと市民の皆様双方にとって善いこと。
極力バイアスがかからない様にお話しました。

2.なぜもしドラは売れたか?















ミリオンセラーともなれば、いやでも「なぜ売れたか?」気になる所。
改めて一緒に考えました。

(1)ダイヤモンド社さんの徹底的な販促活動。
(2)そして決定的なのは「ドラッカー」と「女子高生」のギャップ(意外性)。
(3)高校生からドラッカーをとことん読み続けてきたツワモノまで、ターゲット層が広い。

この3つが絶妙なバランスで融合し、書店の「売りたい」と人々の「読みたい」が見事に噛み合ったのです。

ただのブームでしょ…

はじめは覚めた目で見ていたのですが、そうではありません。
マネジメントの入門書として素晴らしいものです。

われわれの事業は何か
顧客は誰か
顧客にとっての価値は何か

この3つの「究極の問い」が込められている点で、もの凄い価値があります。
ティーンズにとっても、おじいちゃんにとっても、人生を見つめ直すきっかけになります。

ドラッカーとはすなわち、より良く生きるための問いであり、習慣です。

高校から会社まで、あらゆる場面で『もしドラ』読書会が増えているのを見れば、
ただのオモシロ本ではないことがよく分かります。

3.鈴木さんの事業・ミッションは何か?

せっかくお時間を頂いたので、鈴木さんご本人にも当てはめて考えて頂きました。
この答えは明日の「地域を創る人たち」シリーズにお載せるします!
このシリーズでは、地域を拠点に「強み」を生かして活動されている方々のお話を聞き、
記事にしていきます。
今後とも、ご愛読頂ければ幸いです!

▼△ 明日につづく ▼△