年末で書類を整理される方も多いかと存じます。
そんな時、改めてチェック頂きたいのが「ねんきん定期便」です。
お客様からのお問合せが増えています。

「そう言えば届いてたなぁ。ちょっと見ただけで、しまっちゃったよ…」

という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

このねんきん定期便、老後の生活資金設計は勿論
若いうちからの積立や家計を考える上でもとても大切な資料です。

年金事務所にも聞いてみたのですが、中々聞きたいことが伝わらず…
ならば自分でまとめよう!そう思った次第です。

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★まずは封筒のご確認を

オレンジ色の封筒で届いた方は特にご注意を!
漏れや間違いの恐れがある方には
オレンジ色の封筒で届きます。
通常はブルーです。

◆いつ送られてくるの?

毎年の誕生月です。

◆誰に届くの?

年金をもらう前の、①国民年金②厚生年金-いずれかにご加入されている方です。
具体的には、企業勤め・自営業・主婦の方などです。

※届かない方
・公務員 → 共済年金は対象外です。
・既に年金を受け取っている方

◆どこに届くの?

日本年金機構に、発行段階で登録されている住所です。
例えば住民票を移さずに住所が古いまま-などの場合、届かないケースがあります。

◆何が分かるの?

(1)今まで年金「保険料を払ってきた期間」

年金は、どれだけ若い頃に払っていても、300月(25年間分)以上払わなければ
全くもらえません。0円です。
支払期間が300月を超えてはじめて、老後にもらうことができます。
※現在、さかのぼって支払えるのは過去2年分です。
これを10年に伸ばそうと議論されています。

(2)直近一年間の納付状況

ちゃんと払ったか、(厚生年金のみ)会社名・納付額が記載されます。
厚生年金の場合は天引き分+会社負担分です。

(3)もらえる「見込み金額」

年金の見込み額を試算できる表が入っています。
(1)の支払実績を用いて、カンタンに計算できます。
全員加入の「老齢基礎年金」と、サラリーマンの「老齢厚生年金」が別になっています。
あくまで「試算」なので、実際の金額とは多少異なります。

※こちらの書類です↓赤い矢印部分にそれぞれの合計金額が出ます。

PC280801

◆気を付けたいこと

(1)35歳、45歳、58歳の方には「特別版」が送られます

この3つの年齢は、年金計算上「もらえるかもらえないかの判断ポイント」に関係します。
特別版では直近一年ではなく、今まで払ってきた全ての期間の状況が分かります


(2)老後の生活資金の全てが分かるわけではありません。

「定期便の内容=老後の生活資金」ではありません。
他にも色々と対策をとられていると思います。
例えば財形貯蓄や個人年金、共済年金です。
定期預金・積立をされているかたも多くいらっしゃいますね。
まとまった退職金も、大きな原資です。
こういった資産を全て合わせて、【ゆとりある老後が過ごせるか?】を考える必要があります。

◆ねんきん定期便 専門ダイヤル

お問合せ先はこちらです↓

[固定電話/携帯から] 0570-058-555
[IP電話/PHSから]       03-6700-1147

平日…AM9時~PM8時
第2土曜日…AM9時~PM8時
それ以外の土曜日、日・祝日、12月29日~1月3日はお休みです。

日本年金機構のサイトはこちらです。

それでも尚ご不明な点がある場合は、弊社あてにいつでもご連絡下さいませ!
何はなくともお気軽に◎お待ちしております!!
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