なぜランニングに取り組む人が増えているのか?
皇居RUNが流行している理由は?
どうして家の周りではなく、敢えて都心で走るのか?

ずっと疑問に思っていました。
地元の海老川と船橋大神宮、ららぽーとに薬高(母校)-
そんな毎朝のジョギングコースを愛する自分にはとても不思議だったのです。
鍛錬の手段・己を律する習慣として生活に取り入れているならば尚更です。

12月23日。おめでたい明仁さまのお誕生日。
皇居RUNと初の「ランステ」利用で謎解きです!
理論編と実践編の2部構成にてお話させて頂きます。

【なぜ皇居で走る人が増えているのか?】

1.ステータスとしての「健康」を体現する手段

ますます健康であることが善とされてきています。
ワークライフバランス、メタボ、美容、ヨガ、有機、ストレスフリー、アンチエイジング…
健康に関するキーワードを挙げればキリがありませんね。
それら全てが商品・サービスとして提供されています。
「健康のコモデティ化」とも言えます。

健康が、単純に「病気に罹らない(罹りにくくする)ためのもの」に留まらず、
ステータスとしての価値を持つようになりました。
この変化の中でランニングが、

自己管理能力・バイタリティ・向上心・美-を表現する手段になっている

と感じます。
意識する人もしない人もいらっしゃるでしょう。
しかし、確実に走ることそのものの価値が変わって来ています

2.誰もが気軽につながれる「機会」

ランニングは敷居がとても低いのが特徴です。段差は殆どありません。
ジャージとシューズがあればOK。
靴だってコンバースやスタンスミスでも良いのです。
(前者はバスケ、後者はテニスの運動用)
始めるのに高度な技術や多くの道具を必要としません

また、ランニングの最も輝かしいイメージは「爽やかさ」です。
初めてお会いする方との食事会(一昔前ならば合コンと勘繰られたかもしれません)も、
「走った後の一杯」となれば、何とも清涼感溢れる時間に姿を変えます。
(私もRUN後に飲むのが大好きです!!)

つまり、「気軽さ」と「爽やかさ」が初めてお会いすることへの抵抗感と緊張感を和らげる。
誰かと何かに取り組みたい!
という昨今の社会ニーズを見事にキャッチしたものだと思います。

3.コースとしての優位性

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1周5kmの皇居外周コース。
5kmは初めての方でも「頑張れば無理なく走りきれる」絶妙な距離です。
しかも周回コースなので、長く走ってもも取り敢えず1周でも良い。
一緒に走る人にレベル差が大きくても、個々での調整がカンタンです。

何よりアクセスの良さが最大の魅力。
付近のどのメトロの駅で降りても、階段を上がればコースに出ます。
どの駅もがスタートになり得ます。

従って2の理由に通じますが、とにかく皆で「集まり易く・取組み易い」コース。
一人で走っても沢山の人がいるから寂しくない。(倒れても大丈夫?)
これがメッカとして支持される所以なのでしょうね。

【初めてのランステ】

ランニングステーションのことです。
都心で、シャワー・ロッカー・道具の貸し出しを行っている施設です。
長く「着替え」の場として利用されてきた銭湯が、美しく機能的なこの空間に取って代わられようとしています。

★とても清潔!
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私が利用した神保町店の利用料は700円。
効用に対してこの値段は安いと思います。
都心では銭湯1,000円も珍しくなく、駐車場代も冗談かと思うほど高い。
数百円でこの安心…さらに増えていくと思います。

ランニング関連のイベントも多く発信しており、先に述べた「人とつながる場」としても注目です。

蛇足ですが、皇居ランナー+ホテルの「ランホテ」↓がメジャーになりつつあるとのこと。
ウェアの貸出と健康的(とされる)食事のセットです。
帝国ホテル、グランドプリンス赤坂、ペニシュラ東京など、名だたるホテルが勢ぞろい!
まさにランニングのステータス化・ブランド化です。

皇居ランナー向けのホテルプラン!ランナーズホテル「ランホテ!」









理屈っぽくなりましたのが最後に一つ。

走ることは楽しい!
みんなで走ればもっと楽しい!!

一生走り続けます!!!
Keep Running !